ステップA6. ガラスカットの実践

 《1》 型紙の配置
 本番のガラスカットに移ります。ガラスに、カット用型紙のピースを並べます。 このとき、ガラスの縁や隣のピースとの間には、5〜10mm程度の隙間=捨てシロを設けます。ぴったりと近づけないでください。
 ストリーキーガラスのように流れ模様がある場合、流れの向きを、作品の水平方向にそろえておくと良いです。 こうすると、作品全体に安定感が備わります。
型紙の配置
型紙をガラスの上に効率よく並べます
 《2》 ケガキ
 油性マーカーで、型紙の周囲をガラスに写しとります。この作業を「ケガキ」と呼びます。 この時、型紙がずれたり、浮いたりしないように、左手でしっかり抑えます。  ガラスにも型紙と同じピース番号を書いておいても良いです。
けがき けがき終了
 《3》 荒切り
 ピースを切り分ける前に、荒切りをします(その前に安全メガネを必ずかけてください)。 大きなガラスを買ってきても、使う部分がほんの一部分と言う時があります。 この使う部分と、使わない部分を、大まかに分離させる作業が「荒切り」です。
荒切り

 (36秒)

 《4》 ガラスピースは型紙より小さく
 ケガキ線に添ってスコア(ガラスカッターで付けるキズ)を入れます。
 スコアはケガキ線の上ではなく、若干内側に入れます。これは、とても重要なことです。 理由は、切り終えたガラスピースが、型紙より0.2〜0.5mmほど小さくなるようにしたいからです。 ガラスピースが型紙より膨らむと、後々、組み立て段階で、とんでもないことになります (ピースが干渉して、寸法に入らなくなります)。
 下の写真で、黒いケガキ線の内側にある青の破線は、スコアの目標ラインです。 また、スコアはガラス板の縁から縁まで伸ばします。ガラスの途中で止めてはいけません。
スコアライン

 (1分28秒)

 《5》 ピースの切り出し
 引き続き、ピースの周りにスコアを入れて、どんどん切っていきます。
 ここで、ブレーキングプライヤの使用方法を、もう少し詳しく述べます。 スコアを入れたらブレーキングプライヤに持ち替え、割りますが、この時ガラスの縁近くを挟みます。 そして、耳を澄ませて「ピシッ」と音がして小さなヒビが出来るまで、徐々に力を入れていきます。 音がしても割れない場合は、逆サイドの縁からも挟み、「ピシッ」とやります。 それでも割れないときは、裏からオイルカッターの蓋でタッピング(カンカン叩くこと)です。
 何回かに分けて、スコア→プライヤ、スコア→プライヤを繰り返し、目的のピースを切り出します。
 残った廃ガラスの方に、マジックのケガキ線が見えれば、ピースは無事「小さ目」に切れたことになります。
割れた後

 (1分22秒)

切り出し順序
d5ピースを切り出す場合の、カット順序の例
 《6》 作業台の掃除
 1、2個のピースを切り取っては、作業台を掃除してください。 ちらばっている小さなガラス片を卓上箒で、遠ざけるように奥に向かって掃きます。ガラス用のちりとりも用意しておきましょう。 この作業をまめに行うと、怪我は少なくなります。
作業台の掃除

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