ステップA5. ガラスカットの基本

 《1》 カットの手順
 まず予備のガラスで、カットの練習をしましょう。
 破片が目に飛び込むことがありますので、必ず安全メガネを装着してください。 このメガネは普段使いの近眼用や老眼用でOKです。
 カットで使用する道具は、オイルカッターともうひとつブレーキングプライヤ(別名ブレーキングプライヤ、下の写真:右)です。 プライヤは色々な種類が売られていますが、ドイツのボーレスーパーブレーカー700がお勧めです(定価約1万円)。 高価ですが、初心者からプロまでお勧めです。
 カットする手順は、@カッターでガラス表面に傷を付ける(スコアを入れる)。 Aブレーキングプライヤで、傷に沿って折る、の順序です。
 練習にあたりまず、ガラスに油性マーカーで、目標ラインを書いておきます。
目標ライン
 《2》 スコアの入れ方
 オイルカッターで、目標ライン上にスコア(傷)を入れるのですが、カッターの走らせる向きは 大きく分けると、手前から遠ざける方向と(下図)、遠くから手前に近づける方向とがあります。 ここでは、マーカーの目標線が見易く、カッターに体重を乗せやすい前者をお勧めします。
 スコアはガラスの縁から1mmほど内側からスタートし(下の写真:左)、終了の縁の1mm手前で止めます(写真:右)。 力の具合は、ガラスの硬軟によって異なりますが、「キリキリキリ」という連続音が鮮明に聞こえれば、OKです。 この音は「鳴き」とも言いますが、これが頼りです。
 また、左手の人差し指はカッターに添えて、進行方向とは逆方向に力を入れ、ブレーキをかけます。このブレーキがないと、 ズルッと思わぬ方向に暴走してしまいます。左手の他の指は、ガラスが動かないように抑えます。
 カッター先端には見てもらうとわかりますが、小さな鋼鉄製の車輪が付いています。この車輪が転がる方向が、カッターを移動する方向です。
カッターを走らせる方向
スコアーのスタート スコアーの終了

 (1分57秒)

 《3》 ブレーキングプライヤ
 スコアが付いたら、ブレーキングプライヤ(ボーレスーパーブレーカー700)に持ち替えます。 このプライヤには、四角いパッドと丸のパッドが付いています。 四角がガラスの上面(スコアの付いている面)、丸がガラスの下面になるように持ち、挟みます。
ブレーキングプライヤ パッドの形
 《4》 割り方
 スコアと四角パッドの中心線を一致させて、ガラスの縁に近いところで挟みます。このとき、急に力を入れず、じんわり挟んで行きます。 無理せず、「ピシッ」と音がするまで徐々に力を入れていきます。これだけで割れることも多いです。 ですが、曲線の場合は、縁の両端から「ピシッ」「ピシッ」と小さなヒビを作ってやり、後はオイルカッターで叩いて割ります。 これをタッピングと言います。オイルカッターの栓のところで、スコアーに沿って裏から満遍なく軽くたたく動作です。
ブレーキングプライヤでガラスをはさむ うまく割れた状態

 (56秒)

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