《1》 研磨作業の目的
ガラスのカットが終わったら、ルーターを使っての研磨作業に入ります。
ルーターとは、ステンドグラス専用の電動工具で、ガラスの周囲を研磨します。
なぜ研磨が必要かというと、理由は2つあります。
1つ目は、切った後のガラスの縁は鋭くとがっていて危険だからです。
2つ目は、型紙とガラスを合わせた際、大きかった部分、はみ出した部分を研磨をして修正するためです。
カットしたガラスは、全て研磨します。
ルーターの基本的な使い方は、
≪十両≫コースのステップA8でご確認ください。
《2》 研磨作業の概要
ピースの縁をぐるりと軽くなめるように研磨します。
そしてピースを水を張ったボールに入れ、細かいガラスの粒を洗います。
洗うといっても、ごしごし洗うのではなく、あくまで細かいガラスを取ることが目的ですので、
水に入れてゆすぐだけで大丈夫です。その後、タオルで拭き、型紙の上にのせます。
ここで、確認する事は、ガラスピースが、型紙の枠線内にしっかり入っていて、はみ出したところは無いか?ということです。
もし、どう調整しても、型紙からはみ出す部分があれば、その部分のみ再度ルーターで研磨し、整形して下さい。
動画(2分17秒)
全てのピースの研磨が終わりました。