ステップB7. コパーテープ作業

 《1》 コパーテープの選択
 ステンドグラスのコパーテープ(銅テープ)技法の詳細と、コパーテープの種類や巻き方は、 ≪十両≫コースのステップA9をご覧ください。

 コパーテープを巻く際の注意点は、テープの粘着面やテープで巻かれるガラス部分をあまり手で触れないようにすることです。 べたべた触ると、粘着力が衰えますし、手の汚れや汗がつきますと、剥がれやすくなってしまいます。 また、表面も酸化しやすく、後のハンダが汚くなってしまいます。
 私の友人のステンドグラス職人は、テープに汗がつかないように、手元に扇風機をあて、手を乾燥させながら作業したり、 頻繁に手を洗い作業したりして、相当気を使っていました。 皆さんがここまでする必要は無いですが、なるべく触らないように心掛けましょう。

 まず、コパーテープの幅を適切に選ぶ必要があります。良く使われる幅は、5/32"(4mm)、3/16"(4.8mm)、7/32"(5.6mm) ("はインチを表します)の3種類かと思います。 これから巻こうと思っているガラスピースの断面を、テープに当ててみて、ガラスの両脇から0.5〜1mmほどはみ出すものを選び出してください。

コパーテープの選択


動画(1分56秒)

 《2.》 はみ出したテープの始末
 美しいステンドグラスを作上で、美しいコパーテープ巻は不可欠です。 テープの巻き始めと、巻き終わりで、5mmほど重ねますが、その部分がずれて、下部の5mmがはみ出して見える時があります。 ほんのわずかでも、仕上がった時、見苦しいので、カッターナイフで切り取って始末しておきます。

テープの始末 テープの始末


動画(27秒)

 すべてのピースに巻き終わったら、次の工程に入ります。
コパーテープ完了

前へ 次へ

■写真はクリックすると拡大表示されます■