《1》 スコアを入れる場所
≪十両≫コースはじめ、ほとんどのコースでは、ガラスカッターのスコア(キズ)を入れる場所は、
ケガキ線上ではなく、わずかに内側でした。
ですは、このコースでは製図によるケガキですので、オンライン(ケガキ線上)にスコアを入れます。
スコアは、定規などを用いずフリーハンドで、ケガキ線をよく見て、慎重に直線状に入れます。
上手にオンラインにスコアが入ると、割れた後のガラスの両方にマジック線が残ります。
《2》 手割り(荒切り)
手割りは、大きなガラスを半分にしたり、大きなピースの、それも直線に近いカットを大胆に、手際よく割る方法です。
仕入れたばかりの大判のガラスは大きく扱いにくいです。
これらを粗切りする(半分に分ける)ときに「手割り」を用いると簡単です。
スコアーを入れた後、スコアーを中心にガラスの両側を人差し指と親指で持ち、折り曲げると同時に、
左右に引き離すように力を入れます。
もし、それでも割れなかったり、厚みのあるガラスを割るためには次の方法もあります。
スコアーを入れ、手割りをする前に、スコアーの始点と終点にブレーキングプライヤで、ヒビを入れておくとより割れやすいです。
動画(1分28秒)
《3》 細分割
荒切り後の細分割にも、手割りを多用して下さい。とてもスピーディーに作業が進みます。
動画(43秒)
ただし、手で持てるだけの面積が無い、端部などのカットでは、プライヤーやザグザグを使用して下さい。
下図は、全てのピースをカットしたところです。