大判ステンドグラス「人魚姫」はガラス選定中

大判ステンドグラス「人魚姫」の型紙のピースを切り分けて、約20種類あるガラスごとにまとめます。次に、型紙をテーブル上に並べて各色のガラスの必要面積を測定します。

ガラス1

このテーブルは上下幅が60cmですので、1色1色の面積がかなり多く必要なことがわかります。

ガラス2

ガラス3

ガラス4

大判のステンドグラス「人魚姫」型紙制作中

4枚組で、組み合わせたときの横の長さが3.6mx縦が1.4mになる、大判のステンドグラスに取り掛かっています。3人の人魚がデザインの中心です。

1枚あたり横89cmx縦136cmあり、型紙の制作も2段階です。まず、1/4サイズの型紙を作ります。ここには色もつけて、配色原紙の役割もします。

ステンドグラス「人魚姫」の1/4サイズ型紙

ステンドグラス「人魚姫」の1/4サイズ型紙

次にこの原紙を4倍に拡大コピーして、原寸大型紙を作ります。2枚つくり、1枚はガラスカット用、もう一枚は組立時の台紙に使います。

89cmx136xmの巨大な原寸型紙

89cmx136xmの巨大な原寸型紙

拡大コピーするとコピー機の癖で若干歪むので、周囲の線はmm単位で補正します。次に、各ピースに切り分けて、色ごとの仕入れ面積を見積もります。

型紙をピースに切り分け中

ガラスの色ごとにピースを分類します

ガラスの色ごとにピースを分類します

会津磐梯山のステンドグラスは組み立て中

2枚一組で横に150cmほどある大型のオーダーメイド・ステンドグラス「秋の磐梯山」を制作しています。現在、組み立て中です。コパーテープを貼り終えた全ピースを台紙の上に並べると、初めて作品の全容が見えてきます。まず右側のパネルから仕上げます。

会津磐梯山のステンドグラスは、組み立て前のジグソーパズルです

会津磐梯山のステンドグラスは、組み立て前のジグソーパズルです

全体的にオークル系のガラスが占めていて、落ち着いたトーンです。

ハンダ作業中

ハンダ作業中

次に左側のパネルです。山塊が中央を占めて、下部は黄金色の稲穂です。

左側のパネルも、ピースを敷き詰め終えました

左側のパネルも、ピースを敷き詰め終えました

ゴールが見えてきました。

磐梯山のステンドグラスはコパーテープ巻き

横1.5mの大判ステンドグラス「磐梯山」は、ガラスカットも終盤。稲穂のガラスを切っています。

ヤカゲニーのイエローリングモトルガラス

ヤカゲニーのイエローリングモトルガラス

稲穂のつぶつぶ感を出したくて、リングモトルというガラスを使っています。本来ランプに用いるオパールセントガラスですが、比較的透け感があるので、パネルにも良いです。

稲穂のピースは同色が隣り合っているのでまとめて切ります

稲穂のピースは同色が隣り合っているのでまとめて切ります

カットしたガラスは、軽く研磨して、すぐにコパー(銅)テープを巻きます。ここまで来るとゴールが見えてきます。

ステンドグラス「磐梯山」コパーテープ巻き

ステンドグラス「磐梯山」コパーテープ巻き

巻き終えたピースたち

巻き終えたピースたち

スフィンクスSPHINXのステンドグラス 組み立て中

スフィンクス”SPHINX”のステンドグラスは最終段階、組み立てに入りました。

最後のガラスの入手が完了したと思ったら、カット→研磨→銅テープ巻が2日で終り、年内完成の目処が立ちました。

銅テープを巻き終えたピースを台紙の上に並べています

銅テープを巻き終えたピースを台紙の上に並べています

色々のトーンのアンバー(琥珀色)を使って、スフィンクスやピラミッド、砂漠を表現しているので、配色に統一感があってイイ感じです。

最後に雲のピースをはめ込みます

最後に雲のピースをはめ込みます

コバルトブルーの空が目に眩しいです。

ここからハンダ付けで一気に組み立てます

ここからハンダ付けで一気に組み立てます

ステンドグラス2作 同時並行カット中

スフィンクスとピラミッドのステンドグラスは、雲の部分を表現する白いガラスがやっと入荷しました。早速カットして、ルーターで仕上げます。

白いガラスが入荷

白いガラスが入荷

スフィンクスのステンドグラスはすべてのピースのカットが終わりました

スフィンクスのステンドグラスはすべてのピースのカットが終わりました

スフィンクスのカットは終了しました。

一方、会津磐梯山のステンドグラスは、紅葉のガラスカットを進めています。今なないウロボロス社の貴重なストリーキーガラスです。ランプを作ろうと思って取っておいたガラスですが、なかなか出番がなく、今回使うことにしました。

紅葉の部分にウロボロスのガラス

紅葉の部分にウロボロスのガラス

複雑な紅葉を表すにはもってこいな、「複雑な」リングモトルガラスです。

紅葉のピース

紅葉のピース

磐梯山のステンドグラスはガラスカット開始

横1.5mの大判ステンドグラスは、ガラスカットに入っています。今回、背景ガラスにランバーツのアンティークガラス、山の部分にヤカゲニーのオパールセントガラスを用いています。オパールと言ってもスティップルという透明性の高いものです。

ヤカゲニーの多色ストリーキーガラスで紅葉の山を表現します

ヤカゲニーの多色ストリーキーガラスで紅葉の山を表現します

ヤカゲニーは、多色ストリーキーのラインナップが豊富で、様々な葉の色や自然界の色を表現できます。ティファニーレプリカを作る人にとっても重宝するメーカーです。

カット後に色の合わせ目を確認

カット後に色の合わせ目を確認

カットしたガラスはエッジが尖っているので、ルーターで研磨しておきます。

ルーターでカット断面を研磨

ルーターでカット断面を研磨

カットし終わったガラス

カットし終わったガラス。下に敷いている型紙より少し小さく切っています。

会津磐梯山をモチーフにしたステンドグラスの制作を開始

福島県を代表する山の一つ会津磐梯山を中心に、稲田を含めて絵にしたステンドグラスを作っています。横長で、幅約1.5mx高さ65cmの大判のステンドグラスです。強度保持や取り回しを容易にするため左右2枚に別れています。

現在、型紙(パターン)を制作中です。ガラス調達を含め、2ヶ月ほどの作業になると思います。

色の付いた縮小版型紙と、モノクロの実寸大型紙

色の付いた縮小版型紙

迫力の原寸大型紙

迫力の原寸大型紙

「スフィンクス」のステンドグラスパネルはピースの研磨

正方形のステンドグラスパネル「スフィンクスとピラミッド(仮称)」の制作が断続的に続いています。カットしたガラスは、ピースごとに周囲をルーターで研磨します。

アンバーのガラスをルーターで研磨中

アンバーのガラスをルーターで研磨中

ガラスカッターで切断したばかりのガラスは、エッジが鋭く危険なので、回転する砥石に当てつけて丸めておきます。これで、次のテープ巻き作業が楽になります。

研磨したガラスの断面

研磨したガラスの断面

「スフィンクス」のステンドグラスパネル制作開始

70cm角ほどの正方形のステンドグラスをオーダーメイドで作っています。絵柄はスフィンクス+ピラミッド。砂漠の風景なので、黄土色っぽい(アンバーの)ガラスがメインになりますが、ブルーの空も印象的なデザインにしました。

アンバーのガラス

アンバーのガラス数色を仕入れています。今は入手困難なドイツのメーカーランバーツ社のアンティークガラスです

ガラスは濃さの異なるアンバーを4色仕入れました。工房で在庫していたものもあります。このところ、ガラスの調達が難しく、制作者泣かせです。

ガラスの上に型紙を並べ、カットの構想を練ります

ガラスの上に型紙を並べ、カットの構想を練ります

今回私の好きなモノトーンデザインに近いので、仕上がりが楽しみです。

少しずつ切り進めます

少しずつ切り進めます