ステンドグラス「緑のシンフォニー」は、ガラスを切っています

小さいものは大豆くらいから、平均は500円玉くらい、大きいのは5cmくらいの、全800ピースのガラス片を切り出す作業=ガラスカットが続いています。母材は厚さ3~4mmの板ガラスですが、硬さにはばらつきがあります。厚いものは当然硬く、正確にカットするのも難しいです。ですが、日々コツコツ切ります。

切り終ったグラスグリーンのガラス

切り終ったグラスグリーンとグレーのガラス

今回は、緑豊かなステンドグラスです。ランバーツとフィッシャーという2メーカーのガラスを使っています。緑も3種類、青緑、緑、グラスグリーン。

周囲をルーターで軽く研磨します。

ガラスは切りっぱなしでは、危ないので、周囲をルーターで軽く研磨します。

ガラスカットは、しばらく続きます。

ブログのランキングに参加しています。ぜひワン・クリックお願いします(励みになりますので)。
にほんブログ村 美術ブログ ガラス工芸へにほんブログ村

ステンドグラス「緑のシンフォニー」のガラスカット開始

ピース総数800、気の遠くなるような緻密なステンドグラスが始まりました。ピース数が多いと、出来上がった時の迫力が違いますので、仕上がりが楽しみです。ちなみに、サイズは横60cm×縦120cmです。

作品の題は「緑のシンフォニー」。樹木を見上げた時の葉の広がりと、木漏れ日を表現しています。下の方には、遠景で古城の屋根が見えます。

型紙の色は、実際のガラスの色とは異なります。境界が分かり易いように、派手目の彩色ですので。実際は、題にあるように、数色の緑が織りなすシンフォニーです。

型紙です。ちょっと見ると、模様のようです。

型紙です。ちょっと見ると、模様のようです。

細かく切り刻んだ型紙を、例によってガラス上に並べています。

葉っぱのガラス

葉っぱのガラス

幹のガラス

樹木の幹のガラス

別件ですが、先達て完成した「やまぶどう」は、施主様ご提供の額縁に無事収まりました。

額縁に収まった「やまぶどう」

額縁に収まった「やまぶどう」

ブログのランキングに参加しています。ぜひワン・クリックお願いします(励みになりますので)。
にほんブログ村 美術ブログ ガラス工芸へにほんブログ村

和風ステンドグラス「やまぶどう」はもうすぐ完成します。

結構大判のこのステンドグラス、デザインを始めて1ヶ月、いよいよ最終の組み立て段階です。

ガラスピースの縁に巻いてる銅テープ(銅箔)にペーストフラックスを塗り、溶けたハンダを流し込んでロウ付けしていきます。

ハンダで、仮止めをしています。

ハンダで、仮止めをしています。

仕上げハンダの済んだ部分です。この時点では、ハンダは銀色です

仕上げハンダの済んだ部分です。この時点では、ハンダは銀色です

表裏、両面の仕上げハンダが終われば、洗浄→ハンダの黒染めです。黒染は、亜セレン酸を主原料にした薬品で行います。

黒染めも終わり、最終の洗浄です

黒染めも終わり、最終の洗浄です

銀色だったハンダが黒くなり、しまります。

和風ステンドグラス「やまぶどう」は組み立て段階に入りました

ステンドグラスを作っていて、最もわくわくする瞬間、それは台紙上にピースを並べる時です。

ガラスピースを切り出し、研磨して、縁に銅テープを巻く。これが終わって初めてジグソーパズルの開始です。

まず大きなクリアガラスのピースから並べていきます

まず大きなクリアガラスのピースから並べていきます

次に、枝に相当するグレーのガラスです。

次に、枝に相当するグレーのガラスです。

個々のガラスピースは、指定の枠よりほんの少し小さく作ってあるので、ピース同士がぶつかることはありません。

ブドウの実のピースは、紫できれいです

ブドウの実のピースは、紫できれいです

だんだん込み合ってきたので、ピンセットで微調整しながら置いていきます

だんだん込み合ってきたので、ピンセットで微調整しながら置いていきます

600ピース、全部並び終えれば、明日からハンダ付けです。

全容は...思っていた通りの眺めになりました

全容は...思っていた通りの眺めになりました

ブログのランキングに参加しています。ぜひワン・クリックお願いします(励みになりますので)。
にほんブログ村 美術ブログ ガラス工芸へにほんブログ村

和風ステンドグラス「やまぶどう」は、ガラスカット中です

ステンドグラス作りでは、60cm×45cmほどのガラス板からガラスピースを切り出します。型紙を置いて油性マジックで縁の線を写し取り、オイルカッターで傷を着けて、プライヤーで折り取ります。

ガラスカッターとプライヤーを使って、

ガラスカッターとプライヤーを使って、ブドウの実のガラスピースを1個1個切り出していきます

ヴァイオレットのガラス板からは、やまぶどうの実が、ぽつりぽつり切り出されていきます。来る日も来る日も。

ブログのランキングに参加しています。ぜひワン・クリックお願いします(励みになりますので)。
にほんブログ村 美術ブログ ガラス工芸へにほんブログ村