フュージング・ラベンダーランプの制作中

ダイニングテーブルの上に吊るす3連のペンダントランプを制作中です。千葉県柏市の新築住宅に納品予定です。ペンダントといっても、普通のランプシェードではなく、フュージングを使った四角柱の行燈タイプです。

切ったガラスを並べて、これを焼成し、縦35cm×横15cmの長方形の板を作ります。これを4枚組み合わせて1個のシェードにします。さらにこのシェード3個で1組です。下の写真は、焼成前にガラスを配置しているところです。ところどころに紫のガラス片を入れて、「ラベンダーランプ」という名前にしました。

フュージングランプ:ガラス配置を検討中

フュージングランプ:ガラス配置を検討中

焼成してできた板を組み合わせて、立体にします。

四角柱の立体に組みあがったフュージングランプ

四角柱の立体に組みあがったフュージングランプ

この後、ソケットを固定し、配線をします。

一方、丸いステンドグラス「竹林」は、テープを巻き終え、組み立て作業に入っています。

「竹林」は、テープを巻き終えたガラス片を型紙上に並べています

「竹林」は、テープを巻き終えたガラス片を型紙上に並べています

この後、半田で繋いでいきます。
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自宅浴室に、リフォームを兼ねて、フュージング画の窓を付けました

注文制作のステンドグラス「竹林」は、ガラスカット+研磨中です。全700ピースは大変です。

「竹林」のガラスピースは研磨中

「竹林」のガラスピースは研磨中

さて、自宅浴室には窓が無く、どうも湿気気味で、床の隅にはカビも繁殖していました。

リフォーム前:窓のない浴室

リフォーム前:窓のない浴室

そこで、思い切ってシステムバスの壁に穴を開けて、窓を設けることにしました。そして、どうせやるならフュージング画の窓をつけて、暴露試験(実用試験)を兼ねることにしました。

早速、ジグソーで鉄板を切っていきます。その奥には石膏ボードなど有り、鋸やカッターナイフを駆使して、横40cm×縦80cmの開口を作りました。その後、ホームセンターで買ってきたアルミの山形鋼材を加工して、簡単なサッシも作り、額縁仕上げしました。

開口を設けるにあたり、小窓を明け、壁裏の構造を確認。その後、本格的に大きく切り取りました

開口を設けるにあたり、小窓を明け、壁裏の構造を確認。その後、本格的に大きく切り取りました

出来上がった窓に、「ストレリチア」のフュージング画を取り付けました。額縁は10mm角のアルミのチャネル材で作りました。フュージング画がもし破損した時、破片が飛び散らないように、表面にはシリコンシーラントを薄く塗布して皮膜にしています。

浴室のフュージング画「ストレリチア」

浴室のフュージング画「ストレリチア」

窓をあけるとこんな感じ。窓の向こう側にもう一つ既存の窓が有り、その向こうが屋外です。両方の窓を開けると、さわやかな風が流れ込みました。これで、浴室内の湿気も低減するでしょう。

浴室の窓を開けると、外の景色が見えます(あたりまえですが)

浴室の窓を開けると、外の景色が見えます(あたりまえですが)

ステンドグラス制作者の「ぎやまん草子(その7)」 「作風」

かつて、東京にお住まいのNさんという、面識のある先輩作家さんからメールを頂いたことが有ります。私のホームページで、当時の作品を見てくださっての感想でした。「依然作品に迷いがあるようですね」といった文面でしたが、私もステンドグラスをはじめてまだ7年でしたし、いろいろな意味で大いに迷っていました。そして、今でも迷っています。

自分でも気になるのが、作風のでたらめさ加減です。私のステンドグラスは、ランプあり、行灯(あんどん)あり、墨画風パネルあり、絵付けパネルあり、フュージング画(融かしガラス)ありで、自分でも手当たり次第といった気がします。題材も、自然の動植物や人物、抽象画や具象画等、様々です。ですが、これは性分といいましょうか、何か一つことを続けていると他のことが気になりだし、無性にやってみたくなるのです。自分でも思いますが、一生「私の作風」というものは確立できないかもしれません。あるいは、すべてやり尽くせば満足して、最終的にその中の一つに落ち着くのでしょうか。

写真の作品「木蓮」は、お客様のご要望で色ガラスを使わず、透明とグレーと白色ガラスのみで作りました。日本家屋にマッチした落ち着いた作品になり、すごく満足行く仕上がりでしたので、これも私の作風の一つです。

ステンドグラス以外にも、簿記や決算処理など経理にも夢中です。ホームページ作りも嫌いじゃないし、こんな性分じゃ・・・きっと大成しないですね。

和風のステンドグラス「木蓮」

和風のステンドグラス「木蓮」

和風ステンドグラス「竹林」のデザイン中です

少し前まで、フュージング画で「竹林」を作っていましたが、それは完成し、今度はステンドグラス版の「竹林」です。デザインは別物で、完成すると直径90cmの円形のパネルになります。

水墨画で描いた原図を基に、方眼紙に型紙を描いています。

ライトボックスの上で、デザイン中

ライトボックスの上で、デザイン中

型紙は、実際にガラスを切るときのことを考えて、絵画性だけではなく、切断性、強度、作業性などを考慮して、制作します。その後、型紙に仮の色を塗り、ガラスを選定します。

輪郭線の描き終わった型紙に、色をつけています

輪郭線の描き終わった型紙に、色をつけています

これが終わると、原寸大に拡大コピーして、いよいよガラスカットです。

ところで、達風農園では、タマネギの収穫中です。今年は出来がよく、70個獲った時点で、1個の重さが平均180gで、大きいものは300gを超えています。今週中に、全部で、200個ほど収穫する予定です。

家族総出でタマネギの収穫

家族総出でタマネギの収穫