パピエ・ド・ヴェール(フュージング画)「登竜門」

パピエ・ド・ヴェール(後にフュージング画と改称)初の依頼作品、「登竜門」を制作中です。登竜門、平たく言えば、「鯉の滝のぼり」ですね。
パピエの最大の特徴は、仕上げ段階で自由なタッチで墨画することにあり、フュージングと異なる点でもあります。また他にもいくつか技術上のルールがあります(詳述しませんが)。
さて、登竜門...ステンドでは表現できない、ガラスを多層化することによる幻想的な2重絵を狙っています。うまく行ったような行かないような、ですが、近くで観たり、遠くから観たり、反射光で観たり、透過光で観たりで、少しずつ異なる表情を見せます。額に入った時点で、また披露させていただきます。

8月30日、額縁も完成しました。スタンドつきの豪華版です。

フュージング画「登竜門」

オーダーメイドフュージング画「登竜門」完成

※この作品の説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

パピエ・ド・ヴェール(後のフュージング画)

パピエ・ド・ヴェール(Papier de verre)は、フランス語です。直訳すると「ガラスの紙」となります。
紙に絵を描くような感覚で、ガラス上に絵を描くアート技法です。といっても、従来あるガラス絵とは異なります。ガラス絵は、ガラスに絵の具を重ね塗りして描いていく(絵の具を置いていく)だけなのですが、パピエ・ド・ベールは、焼き付けて一体化させます。ですから、出来上がった作品は、ガラス板のように単一の材質になります。
パピエ・ド・ベールは、私の造語です。技法としては、フュージングとグリザイユ絵付けを融合しています。今、ステンドグラスと平行してこの技法で作品を制作しています。例の電気窯を使って。

パピエ・ド・ベールは後に、「フュージング画」という呼び名に代えました。

たまにはお色気2

 8月6日から11日まで、鳥取県米子市に行ってきました。少し早いお盆の里帰りです。近くの出雲大社や大山(だいせん)にも、足を伸ばしてきました。

 近くの海(皆生海水浴場)で泳ぎました。高所作業担当者は、フランス仕込みの気合の入った水着です。まわりは、気合の入っていないスク水や、短パンのようなビキニなので、「りぞーとで、それはナイだろ」って指導してあげようかと思いました。が、分別のある私達は、ぐっと我慢しました。
 水遊びしながら、投げ釣りもして、キスや子鯛がかかりました。