![]() この通販でも、約2,000種ものガラスを用意していますから、初心者の方は一体どのガラスを買えばよいのか、迷ってしまうと思います。 ガラスサンプルセットを購入しておけば、名刺サイズのガラスを見比べながら決めることができますが、数社分を揃えるとなると、 資金的にも大変です。 そこで、このページの下のほうにあるチャートを見て、まずはそこにあるオーソドックスなガラスを購入してみるのも手です。 気に入ったガラスをクリックするだけで、即、詳細説明と注文画面に移れます。 自分のお気に入りのメーカーを決めて、買い揃えるというのもよいです。私(福田)は、透明系ではランバーツ社、オパールセント系ではウロボロス社が多いです。 以前はブルズアイ社を愛用していましたが、最近同社がフュージブル以外のガラス製造を中止したので、買わなくなりました。 この表に無いようなカラフルなストリーキーガラスは、見た目に綺麗でつい買ってみたくなりますが、 高価ですしデザインに取り入れるには相応のセンスが必要です。少し慣れてから買うようにしましょう。 |
坪 |
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テクスチャ | ガラスの質感のことです。色と合わせて、ガラスの特色を決める重要な要素です。 表面の凹凸や模様、中の気泡、色の流れ具合などをいいます。多くのメーカーが、同一色に対し、複数のテクスチャを用意しています。 |
透明ガラス |
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オパールセント ガラス |
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流れ模様 |
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リングモトル |
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キャセドラル |
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ガラス品番 | ガラスの商品名のつけ方のルールで、例えば SP121RR-A の場合、 SP:メーカーコードで、例の場合「スペクトラム社」。121:色コードで「淡い緑」。RR:テクスチャ・コードで「ラフロール」。 -A:価格コード(後述)。 |
価格コード | 品名の最後についているローマ字のことです。A→B→C→D→と順に坪単価が高くなっていきます。 同じシリーズでも色によって、坪単価が異なります。それは、発色剤として添加している金属元素の値段に因ります。 ゴールドピンクは、文字通り高価な金が添加してあるので、高くなります。 またレアメタルであるセレンを添加した、オレンジや黄色も高価です。 |
フュージブル | フュージングにも使えるように、膨張係数という物性値を一定にしたシリーズです。 膨張係数=90に揃えたブルズアイ社のBUFシリーズが有名です。 基本的にはステンドグラスに使えますが、ストライカーと言って購入時ほぼ無色で、 800℃ほどに加熱しないと発色しないガラスがあるので、注意が必要です。 |
※このチャートは、在庫を保証するものではありません。ご注文の前に必ず
で在庫確認をしてください
初級者向け 【SP】 スペクトラム |
坪単価900〜2,000円 アメリカのメーカーです。 値段が安く、厚みが均一で切り易く、最小販売サイズが30cm四方と小さいので、まさに入門者にはお勧めのメーカーです。 テクスチャは、オーソドックスなアーティックとラフロールおよびスムーズを選びました。 アーティックはアンティークガラスに似せた線模様を、ラフロールは不規則な細かい凹凸を工業的に表面に付けたもので、 程よく歪んだ透過性があります。 |
初級者向け 【K】ココモ |
坪単価1,100〜2,000円 アメリカのメーカーです。 厚みが均一かつガラス質が柔らかく切り易いので、入門者にはお勧めです。 表面は少々ざらついた感じで、高級感には欠けますが、程よく気泡も入っており、古き良き時代のガラスといった風合いです。 坪単価は安いのですが、最小販売サイズが41cm四方と大きいので値段はSPよりやや高くなります。 テクスチャは、オーソドックスなキャセドラルを選びました。 歴史あるメーカーですので、古い教会のシンプルなステンドグラスにも使われています。 |
初中級者向け 【EM】 ウィスマーク イングリッシュマッフル |
坪単価1,100〜7,200円 ウィスマークは、歴史の古いアメリカのメーカーです。厚みが均一で切り易いです。 イングリッシュマッフル・シリーズは、細かい鱗模様のキャセドラルで、古風な風合いです。 アンティーク家具や古い家の扉にはめ込まれていそうな、幾何学デザインの作品に向いています。 値段の安いガラスですが、ゴールドピンクだけ、金を含有しているので特別高価です。 |
上級者向け 【AL】 ランバーツ |
坪単価3,600〜12,000円 ドイツのメーカーです。 アンティーク技法という伝統的宙吹きで手作りされたガラスです。 厚さは2〜4mmと不均一、当たり外れで、切り易かったり、切り難かったりします。 高価で上級者向きですが、アンティーク独特の気泡と線模様、そして色が澄んで美しく、パネル作品には是非とも使いたいガラスです。 表面が滑らかなので、絵付けステンドグラスにも向いています。 グラス工房達風でステンドグラスに使用するガラスは、80%がこれです。 |
※このチャートは、在庫を保証するものではありません。ご注文の前に必ず
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初級者向け 【SP】 スペクトラム |
坪単価900〜2,000円 アメリカのメーカーです。 硬質ですが、表面が滑らかかつ厚みが均一で切り易いです。 坪単価が安く、最小販売サイズが30cm四方と小さいので、まさに入門者にはお勧めのメーカーです。 テクスチャは、流れ模様(ストリーキー)を選びました。植物などを表現するのに適しています。 |
初級者向け 【K】ココモ |
坪単価1,100〜2,000円 アメリカのメーカーです。 厚みが均一かつガラス質が柔らかく切り易いので、入門者にはお勧めです。 表面は少々ざらついた感じで、高級感には欠けますが、程よく気泡も入っており、古き良き時代のガラスといった風合いです。 坪単価は安いのですが、最小販売サイズが41cm四方と大きいので値段はSPよりやや高くなります。 テクスチャは、色ムラの少ないノーマルと、流れ模様(ストリーキー)です。動植物をテーマにしたデザインに向きます。 |
中上級者向け 【UR】 ウロボロス |
坪単価2,500〜5,000円 ガラス質は柔らかいのですが、厚みがあり、ストリーキーの方向性やリングの凹凸に邪魔され、少々切りにくいです。 色合いはビビットで、ティファニーやモダンなランプに向いています。 テクスチャは、輪の模様が浮き出たリングモトルと流れ模様(ストリーキー)を選んでみました。 同社は残念ながら、2016年中の閉鎖が決まりました。後を継いで生産する会社を模索しているようです。 ですので、欠品になった後の再入荷は未定です。 |
中上級者向け 【UG】 ヤカゲニー |
坪単価2,400〜5,000円 アメリカのメーカーです。ガラス質はやや硬質です。 渋い色合いのものが多く、ティファニー・ランプをオリジナルに近いかたちで再現するには最適なメーカーです。 テクスチャは、輪の模様が浮き出たリングモトルを選んでみました。 |
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中上級者向け 【BU or BUF】 ブルズアイ |
坪単価2,400〜10,00円 アメリカのメーカーです。 かつては、ステンドグラス制作といえばブルズアイと言われるほど、素敵なガラスをそろえた憧れのメーカーでした。 濁りのない単色ガラスや、調和のとれた多色ストリーキー、均質で比較的切りやすいリングモトルは、バラエティーに富み重宝しました。 しかし近年、フュージング用ガラス(BUFシリーズ)の製造に力を入れ、ステンドグラス用ガラス(BUシリーズ)からは撤退し始めました。 そのため、調達できるガラスは国内在庫限りとなりました。熱烈なBUファンは今のうちに買っておく必要があるかもしれません。 一方BUFシリーズは充実の一途をたどっており、これをステンドグラスに使用することは可能です。 ですが、注意しておきたいのは、全体の数割に当たる「ストライカー」という性質のガラスです。 これは、購入時ほぼ無色に近く、各自で800℃ほどに加熱して初めて目的の色を呈するものです。 例えば、「BUF1215ストライカー・ピンク」というガラスを買っても、届くガラスは無色です。 自宅に窯がなければ、ピンクにはなりません。ご注意ください。 |