鹿児島のお菓子 かるかん

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 『かるかん』は、山芋を入れた軽い口当たりのお饅頭です。丸い一般的な形ではなく、パウンド型に入れて蒸しました。
 軽羹(かるかん)は、鹿児島県をはじめとする九州特産の和菓子である。名前の由来には諸説があるが、「軽い羹」という意味であるともされる。本来は棹物菓子であるが、近年は饅頭状として餡を仕込んだ「かるかんまんじゅう」が一般的になっている。(ウィキペディアより)

しっとりした蒸しパンのようです。
 かるかん作業行程の写真を撮りました。計15枚の写真がありますので少々長い説明です。ご興味のある方はご覧下さいませ。

かるかんの材料です。分量と作り方は、冨沢商店のかるかん粉に記載してあるレシピを参考にしました。
<今回のかるかん レシピ>パウンドケーキ型1個
餡子 お好みです。省略可
かるかん粉 125g
三温糖 175g
水 100cc
大和芋 105g
型塗り用の油 少々
※参考にしたレシピでは、砂糖はグラニュー糖と書いてありました。グラニュー糖がなかったので、三温糖で代用しました。 
※以前、お饅頭を作る際に長芋を使いましたが水分が多くて柔らかすぎてしまった経験があります。今回は粘りの強い大和芋を使いました。 
①大和芋は皮をむき、酢水に浸してアク抜きします。水3カップに酢大さじ2の割合で合わせた酢水に20分程浸しました。
②これをすりおろし、すり鉢で滑らかになるようさらにすります。そこに砂糖を少しずつ加えます。
③かるかん粉を水で溶いて②と同じ位の固さになるように混ぜます。水の分量は100ccですが様子を見ながら混ぜて下さい。ダマにならないようによく混ぜます。 
④型に薄く油を塗り、③の生地を半量まで流し入れ、餡子を中央に置き、その上に生地を型の8分目まで入れます。
⑤強火で約30分蒸すと出来上がりです。
(材料と作り方は冨沢商店のかるかん粉に記載してあるものを参考にしています。)
※蒸し終わったら、竹串でさして中まで火が通っているか確認してください。
 

大和芋をすりおろし、さらにすり鉢できめ細かくしています。

砂糖を少しずつ入れていきます。粘りの強い大和芋に砂糖が絡んでくれません・・しかも、すり鉢が小さくて上手く混ぜられませんでした。大きめのものを使った方が混ぜる苦労も半減します。

なんとか砂糖を混ぜました。

今度は、別のボールでかるかん粉と水を混ぜます。

かるかん粉と水を混ぜたものに、大和芋と砂糖を混ぜたものを合わせます。泡立て器で綺麗に混ぜることが出来ました。

カステラ同様、かなりの砂糖を使うお菓子です。

混ぜ終えました。どろどろした液体になりました。

型にはサラダオイルを塗っておきます。生地が型に付かない様にする為です。

中央に餡子をおきます。餡子は少し柔らかいほう良いかもしれません。今回の餡子は固めだった為か均一に広がらず、沈んでしまいました・・出来上がりを切り分けた写真を見ていただければ、餡子が沈んでいるのが一目瞭然です。
 

型を2つ用意しましたが、1つにおさまってしまいました。後は強火で蒸すだけです。さてどうなるでしょうか・・

30分後、竹串をさしても生地がくっつかないようなので終了としました。型と生地の間に包丁を入れ滑らせます。上手く型から取り出せたら大成功です。

上手に取り出せました。安心しました。
 試食後の感想。蒸しパンように軽い食感で素朴な甘さの生地、この素朴な甘さが後を引く美味しいお饅頭でした。今回は餡子も入り贅沢なかるかんに仕上がりました。 
 そして、こちらは作ってみたいもう1つのレシピです。卵白を使うのでよりふんわり軽いかるかんになりそうです。http://www.geocities.jp/kurobee55jp/5karu.html
 始めて作った割には、なかなか美味しかったのですが・・少々べたついた感じが気になりました。次回は、理想のかるかんが作れるよう精進致します。
 
 では、ステンドグラス制作に戻ります。 

 

 

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