今宵は十五夜 うるち米ともち米 

JUGEMテーマ:手作りパン 
 中秋の名月・・日本での月を愛でる慣習は、縄文時代からあったそうですよ。月を眺めて楽しむなんて、とても粋だと思います。ステンドグラス制作の合間に、お団子作りです。

お団子を作りました。
 
 今までは、上新粉、白玉粉、だんごの粉くらいしか使わなかった私ですが、お米の粉にも様々な分類があり、それぞれの呼び名があることを遅ればせながら知りました。そこで、今回使用した「だんごの粉」、前回の『かるかん』で使用した「かるかん粉」というのはどんな粉?調べてみました。
 お米から出来る粉には、うるち米から作る粉ともち米から作る粉があります。小麦粉同様(強力粉、中力粉、薄力粉と分類されます)、粒度の荒さや製法の違いで名前が変わります。簡単に説明してみます。
<原料:うるち米>
 上新粉 うるち米を水洗いし、乾燥させてから製粉したもの。上用粉よりも粒度が荒いので、米の風味が残るのが特徴です。
 
 上用粉 上新粉をさらに細かく製粉したもの。口当たりも滑らかで上品な菓子になります。
 
 かるかん粉 うるち米を水洗いし、半乾きにしたものを荒く粉砕したもの。かるかん粉が手に入らない場合は、上新粉で代用できます。
   
<原料:もち米(特に有名な2種類を紹介)>
 餅粉 もち米を水洗いして粉砕し、乾燥させてから製粉したもの。白玉粉よりも粒度が荒いのが特徴です。
 白玉粉 もち米を水洗いして細かく水挽きし、絞ったものを乾燥させたもの。冷めても固くなりにくいのが特徴です。
<原料:うるち米ともち米>
 だんごの粉 こちらは、うるち米ともち米が配合された粉。メーカーによって配合比率は違いますが、簡単にこしのある団子が作れるように工夫されています。
※参考にしたサイトです。http://www.kanshundo.co.jp/museum/sozai/kona.htm
http://www.hontaka.jp/guide/material/08.html
 我が家でしばしば購入するのが、だんごの粉。「だんごの粉」のみで作るお団子は、作りたてはこしのあり美味しいのですが、時間がたつと固くなってしまいます。という訳で、最近は白玉粉(もち米が原料)を加え、冷めても固くなりにくいように工夫しています。
<我が家のお団子 レシピ>2~3人分
だんごの粉 100g
白玉粉 50g
水 100cc位。固さの様子を見ながら少しずつ入れていきます。
※水は一度に入れず、耳たぶより少し柔らかめ固さになるまで少しずつ入れます。
※粉の総量の三分の一か四分の一を白玉粉にするだけです。配合比率はお好みで変えてください。
①粉に水を入れて捏ねます。捏ねたら、一口の大きさに丸めておきます。
②たっぷりの熱湯を用意して、丸めただんごを入れて茹でます。
③しばらくするとだんごが浮いてきます。浮いてきたら、さらに3分茹でて出来上がりです。
④お好みできな粉や餡子を添えていただきます。
 ある日、だんごの粉の代わりに、上新粉で作りましたがやはり固さが気になります。好みですが、私はだんごの粉と白玉粉の組み合わせが気に入っています。ただ、固くなってしまったお団子でもレンジで温めれば美味しく食べられます。
 月を見ながら、お団子を作りながら思いました。大震災から昨日で半年、アメリカ同時多発テロから昨日で10年。無力で何も出来ない私ですが、被災地の早期復興と世界の平和を祈るばかりです。