ジャガイモ大好き フランスのお惣菜編

JUGEMテーマ:食生活
 フランスのお惣菜を作りました。ジャガイモを始め、畑の恵みが沢山入っています。

『Quiche キッシュ』。キッシュは、フランス北東部アルザス・ロレーヌ地方の伝統的な郷土料理です。ステンドグラス修行でフランスにいた頃、常に食べていました。

大きい型(丸型や四角型)で焼いて切り分けたり、小さい型で焼いたり・・と形も様々です。
 バリエーション豊かなキッシュですが、元祖アルザス・ロレーヌ地方のキッシュは、『Quiche Lorraine キッシュ・ロレーヌ』(ロレーヌ風キッシュ)。中身にベーコンと生クリームの入ったものをそう呼ぶそうです。
 今では、フランス各地で食されていて、どこの家庭でも作られ、どこのパン屋さんでも売っています。それぞれの家庭で中身も味も微妙に違うので、正に「フランス版 お袋の味」ですね。

ナンシー市滞在中での写真です。キッシュと言えば、ロレーヌ。ロレーヌと言えば、ナンシーです。
 ロレーヌ地方の中心都市、『Nancy ナンシー』は、15世紀頃からガラス工芸が盛んになり、19世紀のアール・ヌーヴォーの時代にはガラス工芸の中心になった都市です。日本とは昔から密接な関係にあり、現在、石川県金沢市とは、姉妹都市です。

※アール・ヌーヴォー
Art Nouveau)は、
19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動。「新しい芸術」を意味する。花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴。分野としては建築工芸品グラフィックデザインなど多岐に亘った。(ウィキペディアより)
 私はステンドグラス修行以外の時期に、ナンシーに3年滞在していた事もあり、第二の故郷のように思っています。ネットで沢山紹介されていますので、興味のある方はご覧下さい。http://www.ot-nancy.fr/nihongo/
 異国での生活は、思った以上に大変です。自分が外国人になり、フランスでは少数民族になるわけです。楽しいことも嫌なことも沢山ありましたが、こういう経験はとても貴重です。
 
 機会があれば、また異国に何年か住みたいなぁ・・と夢見ています。

ジャガイモ大好き フランスのお惣菜編” への2件のコメント

  1. ナンシーに3年間滞在、かって、王侯貴族の子弟が必修とされた数年間の海外グランドツアー、素晴らしい経験ですね。アンザス・ロレーヌ地方といえば、私もライン川クルーズ(アムステルダム~バーゼル間)で平成11年5月22日、たった1日ですが、ストラスブールを訪れました。水の町、食の都、Petite Franceと言われ、木組みの家、水路、大聖堂がありました。レストランでの料理のレシピは勿論記憶にありませんが、アルバムからは、白ワインと、ご紹介の正しく「キッシュ」にみえます。あっと云う間に、あれから12年が過ぎました。   Jiiji @ Ohfuna

  2. Jiiji @ Ohfunaさま、コメントありがとうございます。
    本当に良い経験でした。留学の経験は、私の人生に大きな影響を与えてくれました。
    ストラスブールには、ナンシーから電車で1時間半でしたので、週末はよく遊びに行っていました。
    ご存知の通り、木組みの家、水路、大聖堂と見所満載ですね。ナンシーは、ストラスブールほど大きな街ではありませんが、アールヌーヴォー様式の建築が残る、情緒あふれる街です。
    機会があれば、是非ご案内したいです。

コメントは受け付けていません。