なんちゃってドイツパン <レシピ公開>

JUGEMテーマ:手作りパン
我が家では定番のパンです。この味、癖になります。
我が家は、フランス好き、ステンドグラス好きですが、パンはドイツ派です。

なんちゃってドイツパン(ミッシュブロート)の作り方
ライ麦と小麦全粒粉を使った、食べやすいパンです。栄養のバランスを考え、クルミとレーズンも入れました。本格的なザワータイクも配合していますので、ほのかな酸味も楽しめます。お手軽なドイツパンを試してみてください。
<材料>
グループA    ライ麦全粒粉  300g
         ぬるま湯     300g
         ザワータイク   60g
グループB    小麦全粒粉   150g
         グラハム粉    150g
         強力粉      1kg
グループC    ぬるま湯     550~600g
         ヨーグルト    100g(なければ水でも可)
         塩         小さじ 5
         はちみつ     大さじ 3(なければ砂糖でも可)
         レモン汁     小さじ 2(なければ省略可)
グループD    バター      30g
グループE    レーズン     410g
         胡桃       120g  
※グループAはフォルザワーになります。
※グループEはお好みで変更してくださいね。  

 
 【パンの作り方(前日)】
※パン作りの前日(12~24時間前)に、フォルザワーを仕込む。

① グループA(ライ麦300g+ぬるま湯300g)+ザワータイク(後述)60gをボールに入れ、良く練る。
② 60gをザワータイクのビンに戻す。残りのボールにはラップをかけ、温かい部屋に置く。
③ 間引きザワーを入れる場合は、最終重量が600gになるように、グループAの分量を減らしておく。
④ 翌日、内部に気泡ができて膨らんでいれば、フォルザワーの完成。
【パンの作り方(当日)】
① 前日用意したフォルザワーとグループBを大きなボールに入れる。
② グループCを別のボールに入れ、ダマがなくなるまで良く混ぜる。この時、ぬるま湯は50gほど少なめにしておく。そして、後に、練っている生地の様子を見ながら適宜追加する。
③ グループEのクルミは、1/4程度の大きさにきざんでおく。
④ グループEのレーズンは、好みに応じて、約50gのラム酒を振りかけて浸しておく。
⑤ ②を①に流し込み、しゃもじで混ぜる。
⑥ ⑤を広い鉄板に出し100回ほど折りたたむように練る。生地の水分は、生地が手に付くか付かないか位になるように、少しずつ加える。途中で、グループD(バター)を入れる。
⑦ ⑥にグループEを混ぜ、丁寧に練る。
⑧ ボールに移しラップをかけ、20℃以上の室温で約1時間(又は電子レンジの醗酵機能で)1次醗酵。
⑨ 約2倍になったら、390g×8個に分けて、軽くガス抜き。だ円形に整形。オーブンの棚板にテフロンシートを敷き、整形した生地を並べる。
⑩ 包丁でクープを入れる。茶漉しで化粧粉(小麦粉)をふりかける。
⑪ 20℃以上の室温で約1時間半(又は電子レンジの醗酵機能で)、2次醗酵。約2倍に膨らませる。
⑫ オーブンを210℃に予熱。210℃で35分焼く。

 

※上記のレシピでは、膨張剤としてイーストを使っていますが、是非イースト無しにもチャレンジしてみてください。フォルザワー内に天然の酵母が入っていますので、ゆっくり時間(数時間)を掛けると膨らみます。この場合、乾燥しないように、表面にラップなど掛けて醗酵させてください。酸味は強くなりますが風味豊かなドイツパンになります。

 
【ザワータイク(ライ麦サワー種)の作り方】
※この材料は、材料表とは別に用意する。
① 餌(ライ麦全粒粉30gと水30g)を練り、(手に入れば)活きたヨーグルト小さじ1杯を混ぜ、ビンに入れ室温にて保存。
② 1~2日に1回、餌(ライ麦30gと水30g)を追加し、混ぜ合わせる。
③ 気泡が発生し、2倍以上に膨らむようになったら完成。これは、酵母と乳酸菌が同居して活性化した状態。以後は冷蔵保存。

 
【ザワータイクの保存方法】
① 1週間に1回程度、餌(ライ麦30gと水30g)を追加し、良く混ぜる。
② ビンいっぱいになったら、60gほどを残し、他を別の容器に移し冷凍保存する。これを間引きザワーと言い、後日パン作り時に使う。
※もし表面がカビたら、表面だけすくって捨てる。