なりきりパン職人 なんちゃってバゲット

JUGEMテーマ:手作りパン

大好きなバゲットです。バゲット?!何でしょう?日本で呼ばれている『棒状のフランスパン』のことです。この生地を使い、形の違うパンが沢山あります。
正確にいうと、生地重量、焼き上がり重量、長さ、直径、クープ(切り込み)の数の違いでそれぞれ名前が付いています。私の作ったものは、バタールに近いでしょうが、勝手にバゲットと呼んでいます。
『bagette バゲット』
※棒という意味、生地重量350g、長さ68cm、クープ8本。
『bâtard バタール』
※中間という意味、生地重量350g、長さ40cm、クープ3本。
フランス語の『baguette バゲット』はパンの呼び名以外にも、棒、鞭(むち)、枝、箸という多数の意味を持ちます。共通するイメージは長く、細いものですね。

ちなみにステンドグラスはフランス語で、『vitraux』と言うそうです。

フランスの街を歩いていると、パンを抱えて歩く人をよく見かけます。まるで映画を見ているようで、とても憧れました。そんな訳で、美味しいバゲットが食べたい!!という一心で作っています。
〈材料〉
フランスパン専用粉(準強力粉または中力粉) 200g
塩 4g
酵母(生イーストやドライイーストなど) 2g
水 130~140cc位
※水量は粉の水分含有量や季節によっても変わります。
※フランスパン専用の粉が手に入らない場合は、強力粉と薄力粉を7:3または6:4にするといいです。
他にも少量の砂糖(色付け)、レモン汁(発酵を促進)、モルト(色付けと保存性)などなど入れる場合もあるようですが、必ず必要・・という訳ではないようです。

私の愛読書。粉も色々試していますが、分かるのは味の違いくらい。当たり前ですが、まだまだ修行が足りません。
シンプルな材料だけに、難しい。難しいというのは、味、見た目、パンの中身の気泡(ボコボコした空洞)、外皮のパリッとした歯ざわりが本場フランスパンのように綺麗に作ることが難しいのです。

混ぜるとこんな感じです。生地は、耳たぶよりも柔らかい硬さがよいと言われています。

捏ねること15~20分。少々手にべとつきの残る、弾力のある生地に仕上げます。

捏ね終了の目安は、生地を少しちぎり手で伸ばした時に、障子紙ほどの薄さの膜が出来ればいいそうです。
捏ね終了後、1次発酵で2倍に膨らませます。

成形して、2次発酵へ。2倍まで膨らませます。今度は形が崩れないように気をつけて発酵させます。温度計は発酵温度が高くなりすぎないように確認するためです。大体30~40℃位に保つのがよいそうです。
焼く前にクープ(切り込み)を入れて、オーブンへ。オーブンは予熱300℃まで上げます。予熱終了後は温度を250℃に下げ20分。そして、230℃で15~20分です。温度を変えた二度焼きが大切だそうです。
焼き上がりは・・

今回のバケットの感想
《寸評》
味:塩気が程よく、オーベルジュ粉のコクが出ていて、美味しかったです。
食感:クラフトが厚く、噛み応えがあり、私好みでした。中はもっちり感はありましたが、気泡が密で、少し重い感じです。
外観:バゲットに不可欠な大きく開くはずのクープがいまいちでした。
断面:気泡も大小取り混ぜて不規則な分布を期待しましたが、大きい気泡が見当たりませんでした。
《評価》
味:★★★
食感:★★
外観(クープ):★
断面(気泡):★
—————-
総合評価:★★
の数は勝手な我が家の評価です。

なりきりパン職人 なんちゃってバゲット” への4件のコメント

  1. 出来上がったバケットを見て、やった!! Well done!! と云った感じ。フランス語ではどう云うのでしょう。
    午後から鎌倉女子大・二階堂学舎で、公開講座「吾妻鏡」を受講してきました。その金沢街道筋にドイツパン屋が2軒あり、Bergfeltと云う店でライ/プレーン なる黒パン(ライ40%)を買ってきました。今まではスーパーのありきたりのトーストパンでしたが、このブログに触発され、黒船来航の心境です。午前中のNHKテレビで、西武ドームで開催中の「国際バラとガーデニングショウ」を観ました。ゴッホが愛したプロヴァンス地方、黄色を主体にしたバラのガーデニングの紹介がありましたが、また行きたくなりました。Jiiji at Ohfuna   

  2. Jiiji at Ohfunaさま、コメントありがとうございます。
    Well doneに価するのはbien fait(ビヤン・フェ)です。他にもくだけた表現で、bravo(ブラヴォ)、super(スーペー)、superbe(スーペルブ)などをよく聞きました。
    バゲットは何度も何度も配合を変え作っていますが、なかなか満足できません。他の方の作ったものを見ると、本場フランスのバゲットにかなり近い出来栄えですので、私も負けられません。そして、Bergfeltと云う店、気になります。是非行ってみたいです。
    国際バラ展は素敵だったでしょうね。プロヴァンス地方には旅行で行きました。素敵でしたね。街を歩くとラベンダーの香りに包まれ、大好きなフランス語をBGMに、とても良い気分になりました。
    主人が手入れをしている我が家のバラ達も咲き乱れています。目を奪われるような美しさです。

  3. Jiiji at Ohfunaさま、パン屋の情報をありがとうございます。
    早速、ホームページを見ました。美味しそうなイメージ通りのドイツパンばかりで、少々興奮してしまいました。
    ありがとうございました。

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