お花のように可愛らしい 胡桃パン

JUGEMテーマ:手作りパン

ステンドグラス制作の合間に、パン作り!春になり外を歩いていると、沢山の様々な花が咲き乱れ、芳しい香りを放っています。
お花のように形作った胡桃パンです。2次発酵時に丸く成形後、はさみで3箇所切り込みました。なるべく深く大胆に切り込みをしないと生地が膨れて跡形もなくなってしまいます。どうぞ、切り込みは大胆に。

フランスパン専用粉を使用。外皮はパリッとしていい感じです。
『パンを作る皆様、捏ねる時に生地が柔らかすぎて扱いずらい時はどうしていますか?』
水分量の多いふわふわパンやバター量の多いブリオッシュ生地などは、捏ねる作業にとても苦労します。通常、最初はベトベトでも、捏ねている内にまとまってくるので心配はないのですが・・それでも困る時があります。ある程度は打ち粉で対処しますが、気がつくと打ち粉とは言い難いほどの量を入れ、生地が硬くなっていることがありませんか?
粉が50g増えるだけでも食感にかなりの差が出ます。柔らかい生地作りはホームベーカリーでは問題ないようですが、手捏ねでは少々工夫が必要です。

私はこんな時、スケッパーを使い、削ぎとりながらまとめています。捏ねる時間も短いです。または生地を冷蔵庫に入れ、少し冷やすのもいいようです。艶やかな生地になるまで捏ねなくても、捏ねる時間が短くても、それなりに美味しいパンはできます。
捏ねる理由は、グルテンを刺激し強化する・・という事。グルテンとは、小麦の胚乳から生成されるタンパク質の一種で水に混ぜると弾力性と粘着性を発揮します。捏ねることでグルテンがより形成され、生地の中で網目のようになります。その網目が発酵によって出来た気泡を閉じ込め、パンをふっくらもっちり仕上げます。
実は『捏ねないパン』という嬉しいレシピも存在しますよ。以前作りましたが、なかなか美味しかったです。パンを食べたいけど、面倒だな・・という時にお勧めです。

パンを捏ねるのは、重労働ですね。私は時々、手に力が入らず、くすぐったい感覚になります。病院で診察したところ、『けんしょう炎』だと診断されました。先生曰く・・小さい子供を持つお母さんに多い症状なんですよ。無理な体勢で抱っこしたり母乳をあげたりするからね。必要以上に手を動かさないようにすれば治りますよ、と仰いました。
ごめんなさい、先生。私は育児そっちのけでパン作りをしているのです・・自業自得です・・。とは言えず、自然と病院から足が遠のいてしまいました。

(ステンドグラスでは、腱鞘炎にはなりませんでしたが。)