ステンドグラスの原画を水墨画で描いています

ステンドグラスのオーダーメイドの打診がありまして、ヒヤリングする前から提案用の絵を描いています。

水墨画でステンドグラスの原画を描く 「カキツバタ」

水墨画でステンドグラスの原画を描く
「カキツバタ」

現在得ている情報は、窓のサイズだけです。まあ、ボツになってもいいんですけどね。腕が鈍らないように時々描きます。

和風ステンドグラス「比翼の鳥」完成

和風ステンドグラス「比翼の鳥」

和風ステンドグラス「比翼の鳥」

ついに完成しました。

比翼の鳥は伝説上の鳥で、縁起の良い鳥とされています。 つがいで行動し、それぞれ、片翼・片眼しか持っていませんので、 飛ぶ時はくっつきあうそうです。夫婦円満の象徴だそうで、微笑ましいですね。

6個のヒョウタンも、無病(六瓢)息災になぞらえています。 この作品は、縁起物の、和風ステンドグラスといったところです。

使用したガラスは、ほとんどがドイツ製のアンティークガラス(宙吹き技法で作られた手作りガラス)です。

※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

和風ステンドグラス「比翼の鳥」は、組み立て中

円形ステンドグラス「比翼の鳥」は、最終の組み立てから仕上げ段階です。

研磨し終わったガラスピースには、縁に銅テープを巻き、ハンダ付けの用意をします。

縁に銅テープを巻かれたガラスピース

縁に銅テープを巻かれたガラスピース

全ピースに銅テープを巻き終わり、いよいよ台紙の上に並べていきます。ジグソーパズルです。ワクワクしてきます。

台紙上に、ピースを並べていきます

台紙上に、ピースを並べていきます

銅テープの部分にフラックスを塗り、次に溶かしたハンダを盛っていきます。

ハンダ付け作業中

ハンダ付け作業中

表裏、両面のハンダが終わったら、周囲に補強のための鉛線(レッドケイム)を取り付けます。

最後に、洗浄と黒染めします。

中性洗剤と真鍮ブラシを使って念入りに洗浄します

中性洗剤と真鍮ブラシを使って念入りに洗浄します

防錆ワックスを塗り、額縁に入れれば完成です。

和風ステンドグラス「比翼の鳥」は、ガラスピースの研磨中

和風ステンドグラス「比翼の鳥」は、ガラスカットが終わり、切断面を滑らかにするために、研磨をしています。ルーターという砥石が回転する電動工具で、周囲をぐるりをなめるようにあてがい、研磨します。

最後のガラスカットは、背景色の「クリア」

最後のガラスカットは、背景色の「クリア」

研磨が終われば、作業は後半に入ります。

ルーターで、グレーのガラスを研磨中

ルーターで、グレーのガラスを研磨中

和風ステンドグラス「比翼の鳥」は、ガラスカット中です

和風の円形ステンドグラス「比翼の鳥」は、ガラスカットが続いています。墨画が原画の和風デザインですが、意外に色数は多いです。

ヒョウタンの濃い黄色、ティーグリーンや鳥のブルーなどが切り終わりました。

鳥のブルーのガラスです (ランバーツ社製)

鳥のブルーのガラスです
(ランバーツ社製)

今のところ、ガラス素材は、ドイツのランバーツ社とフィッシャー社製のアンティークガラスです。

切り終わったガラスピース

切り終わったガラスピース

ヒョウタンのくびれ部分のカットが難しいです。

円形ステンドグラス「比翼の鳥」は、型紙が完成しました

本体直径50cm(額縁外形60cm)のステンドグラスを作り始めました。

モチーフに瓢箪と比翼の鳥を組み合わせたパネルです。比翼の鳥は元々は中国の古典に登場する架空の鳥です。雄雌一つがいで、それぞれ片側にしか翼がありません。ですので、飛ぶときは雄雌が抱き合って協力し合って飛ぶという、なんとも微笑ましい鳥たちです。夫婦は、補い合って一人前になっていくという、とても良い戒めですね。

ステンドグラス「比翼の鳥」の型紙と原画(墨画)

ステンドグラス「比翼の鳥」の型紙と原画(墨画)

6個の瓢箪も無病(六瓢)息災になぞらえて縁起が良いものです。

現在、型紙が完成し、ガラスカットに移ります。

幾何学的デザインステンドグラス「希望」完成

幾何学ステンドグラス「希望」

幾何学ステンドグラス「希望」

幾何学的なデザインの抽象ステンドグラス「希望」が完成しました。いよいよ納品です。サイズは横360mm×縦895mmです。

虹と同じ配色・配列で、高級なアンティークガラスを多数使いました。 リズミカルな配置で癖のない明るい光を玄関に満たしてくれると思います。

作品の詳しい記事は、グラス工房達風のギャラリーページで。

幾何学抽象ステンドグラス「希望」は、組み立てに入っています

ステンドグラス「希望」の制作は順調に進み、終盤の銅テープ巻きから、組み立て工程です。

各ピースの切断面に銅テープを巻きました

各ピースの切断面に銅テープを巻きました

銅テープは、幅5mmほどの金属テープで、ガラスピースの周囲の切断面を包むように巻きます。

真鍮枠の切断

真鍮枠の切断

真鍮枠は、作品の4辺を囲み、作品に強度を持たせます。

ハンダ作業

ハンダ作業

台紙に並べたピースを、融かしたハンダで繋いでいきます。ハンダは、銅テープ部分にだけ流れていきます。

幾何学ステンドグラス「希望」は、ガラスカット中

幾何学ステンドグラス「希望」の制作は、順調に進んでいます。ここのところ、ガラスカットが続いています。全10色なので、ガラスのチョイスに気を使いましたが、今は、機械作業です。

青緑のガラスのパターン取り中

青緑のガラスのパターン取り中

板ガラスは、レッドが、フランスのサンゴバン社製。その他が、ドイツのランバーツ社とフィッシャー社製です。すべて、手作りの「アンティークガラス」です。独特の線模様と気泡が美しいです。

このブルーは、今は無きフィッシャー社のアンティークガラス

このブルーは、今は無きフィッシャー社のアンティークガラス

オレンジは、サンゴバン社のセレニウムシリーズ。大変高価なので、無駄のないようにパターン取りします。

オレンジは、ランバーツ社のセレニウムカラー。大変高価なので、無駄のないようにパターン取りします。

幾何学的抽象ステンドグラスの制作開始

幾何学的なデザインのステンドグラスを作り始めます。私にとって、あまり無いタイプのステンドグラスですが、その分、新鮮です。色数が多いのですが、調和を重視して配色したので、決して派手な画面にはならないと思います。

原画(左下)と原寸大の型紙(モノクロ)

原画(左下)と原寸大の型紙(モノクロ)

横36cm×縦90cmほどの中型ステンドグラスパネルです。絵画性が無いぶん、アンティークガラスの素材美を引き立てたいと思います。

ガラスカット用に、型紙をばらしています。

ガラスカット用に、型紙をばらしています。