k.fukuta の紹介

ステンドグラスとフュージング画の注文制作工房「ステンドグラス工房達風」を主宰する福田勝司です。 写真満載のサイトはhttp://www.tappu.com

和風ステンドグラス「やまぶどう」は組み立て段階に入りました

ステンドグラスを作っていて、最もわくわくする瞬間、それは台紙上にピースを並べる時です。

ガラスピースを切り出し、研磨して、縁に銅テープを巻く。これが終わって初めてジグソーパズルの開始です。

まず大きなクリアガラスのピースから並べていきます

まず大きなクリアガラスのピースから並べていきます

次に、枝に相当するグレーのガラスです。

次に、枝に相当するグレーのガラスです。

個々のガラスピースは、指定の枠よりほんの少し小さく作ってあるので、ピース同士がぶつかることはありません。

ブドウの実のピースは、紫できれいです

ブドウの実のピースは、紫できれいです

だんだん込み合ってきたので、ピンセットで微調整しながら置いていきます

だんだん込み合ってきたので、ピンセットで微調整しながら置いていきます

600ピース、全部並び終えれば、明日からハンダ付けです。

全容は...思っていた通りの眺めになりました

全容は...思っていた通りの眺めになりました

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和風ステンドグラス「やまぶどう」は、ガラスカット中です

ステンドグラス作りでは、60cm×45cmほどのガラス板からガラスピースを切り出します。型紙を置いて油性マジックで縁の線を写し取り、オイルカッターで傷を着けて、プライヤーで折り取ります。

ガラスカッターとプライヤーを使って、

ガラスカッターとプライヤーを使って、ブドウの実のガラスピースを1個1個切り出していきます

ヴァイオレットのガラス板からは、やまぶどうの実が、ぽつりぽつり切り出されていきます。来る日も来る日も。

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ステンドグラス制作者の「ぎやまん草子(その41)」「理系(その1)」

私は典型的な理系です。

理系人間には、ロジック=論理的思考が求められていますよね。もちろん、文系、体育会系、他色々な系を含めた人間全般に、論理的な思考は大切ですが、理系人間には立場上、一段厳格なそれが求められていると思います。
でもこの訓練が行き過ぎると、普通の人間社会で摩擦を生むって知っていましたか。

私が20代のころですから大分前のお話になりますが、私と、年上のご婦人二人とで、たわいもないお話をしている時、こんなことがありました。
私がご婦人Aに、「今日のお召し物は素敵ですね」と言ったら、横にいたご婦人Bが「アラ、どうせ私の服は野暮ったいですよ」とすねられたのです。
瞬間私は何が起きたのか解らず、きょとんです。
もちろん、今では私が犯した問題は良くわかります。でも当時は、Bさんの服が野暮ったいだなんて言っていないし思ってもいないのに、なんで?と困惑しました。

論理学上、当時の私は正しいし、Bさんの反応は間違いです。ですが、文系が主流を占めるこの日本ではそうではなく、
「Aは素敵」なる命題は、「素敵なのはAだけ、だからBはゼンゼン素敵でない」と同値。
「逆は必ずしも真ならず」ではなく、世間一般では「逆も真」なのです。

妻に「今日の味噌汁美味しいね」と褒めようものなら、「焼き魚と、煮物と、米はマズイってこと!」。
上司に「今日の会議は頑張ります」なんて言おうものなら、「昨日までずーっと手を抜いてたってか!」。
恐ろしや。

理系・文系が未分化の小学校の段階から、論理学をしっかり学ばせるべきですね。

論理学上、万華鏡は同じ柄の繰り返しのはずですが...

ステンドグラス「万華鏡」
論理学上、万華鏡は同じ柄の繰り返しのはずですが...

 

要らぬ猫の手を借りてステンドグラス作り

和風ステンドグラス「やまぶどう」は、刻んだ型紙をガラス上に載せて、パターン取りする段階に入っています。お裁縫と同じで、経済的かつ切りやすい位置に型紙を並べていきます。中にフィブロイドと言うヘアラインのテクスチャが入っているガラスがあるのですが、これは型紙の向きも正確に水平に揃えないといけないので、なお難しいです。

クリアのガラスの上に、「背景部分」に相当するピースを配置しています。

クリアのガラスの上に、「背景部分」に相当するピースを配置しています。

この作業は、傍からは簡単に見えるらしく、子供たちも乱入してきて「私たちも手伝うー」の大合唱。「1ピースたりとも型紙を無くすなよ」と言い、あとは好きなようにさせておきます。

子供たちが、見よう見まねで、型紙を並べてくれます。

ブドウの実のガラスは紫できれいです。子供たちが、見よう見まねで、型紙を並べてくれます。隙間だらけで、ものすごく不経済!な配置。

ありがた迷惑なお手伝い

毎度ありがた迷惑なお手伝い

子供たちが去った後、大人が一から並べ直したのは、言うまでもありません。

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和風ステンドグラス「やまぶどう」の型紙を作っています

横60cm×縦120cmの大判のステンドグラスの制作を開始しました。ご注文主様は、マンションの屋内開口に取り付けられるそうです。建築デザインを担当しておられる埼玉の建築士さんも、このステンドグラスが合うように「しつらえ」を工夫して下さるようですので、そちらも楽しみです。

原画は例によって墨画で描きました。

原画は例によって墨画で描きました。(福田 筆)

山葡萄と言うと、実はもう少し青っぽいと思うのですが、墨画では紫で描きました。また、実の数も増やして、少し豊かな感じにしました。蔓物は、画面構成に自由度があり、また細かい蔓で動きを表現できるので、好きなモチーフです。

型紙は、この墨画をライトボックスの上で、方眼紙にトレースしながら描きました。

方眼紙に描かれた型紙(縮小版)

方眼紙に描かれた型紙(縮小版)

この縮小版型紙をコンビニに持って行き、拡大コピーして、実寸大型紙を作ります。

A3版のコピーを綺麗に貼りあわせて、60cm×120cmの型紙を作ります

A3版のコピー10枚を貼りあわせて、60cm×120cmの型紙を作ります

完成時に周囲を補強する真鍮枠の線を描きこめば、ひとまず完成です。

ガラスを切るときに、今度は各ピースに切り分けます。この作品は全550ピースです。

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水墨画でステンドグラスの原画を描いています

今月頭まで、ステンドグラスのご依頼制作が続きましたが、今、小休止です。

今日は数日ぶりに、またデザインのお仕事です。林の中で、上を見上げた時の葉と葉のモザイク模様、そして隙間から覗く木漏れ日を絵にしようと思っています。

墨画風に描いていますが、墨の部分はわずかで、緑がいっぱいです。

墨画風に描いていますが、墨の部分はわずかで、緑がいっぱいです。

以前から、描きたかったモチーフで、素材のための写真も撮っていました。群馬県館林市にある群馬県立美術館の庭です。桂の林から見上げた景色が素晴らしかったです。

館林市の群馬県立美術館にて、「桂の木漏れ日」

館林市の群馬県立美術館にて、「桂の木漏れ日」

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水玉模様が綺麗なステンドグラスは組み立て段階です

万華鏡と題する幾何学模様のステンドグラスを作っています。

先日から組み立てです。台紙の上に並べていると、改めてカラフルなガラスの美しさが分かります。

背景色のブルーのガラスを台紙上に配置しています

背景色のブルーのガラスを台紙上に配置しています

背景は、2種類のブルーです。凹カーブのカットが多く、気を遣いました。

水玉のガラスも置いて、位置の微調整です。

水玉のガラスも置いて、位置の微調整です。

水玉は、中央部が暖色系。両端に行くにしたがって寒色系に変化します。

並べたらすぐにハンダです。

並べたらすぐにハンダです。

細長いところも、とても可愛らしいステンドグラスパネルです。

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ステンドグラス制作は、カットと組み立て工程

まず、水玉の幾何学模様が面白いステンドグラス「万華鏡」は、ガラスカットが進んでいます。型紙どおりに切れているかチェックもしていきます。

水玉と、それを囲むブルーのガラス。その隙間は0.5mmです。

ステンドグラス「万華鏡」の水玉と、それを囲むブルーのガラス。その隙間は0.5mmです。

次に、シックな和風ステンドグラス「藤と山吹」。こちらは、作業が少し早く進んでいて、組み立て工程に入りました。

ガラスピースを並べていきます。まるで、ジグソーパズルです。

台紙の上に、切り終わったガラスピースを並べていきます。まるで、ジグソーパズルです。

すべて並べ終えたのち、ガラスの縁に巻いてある銅テープに添って、融かしたハンダを流し込んでいきます。

1個の迷子ピースもなく、約1時間ですべて並べ終えました。

1個の迷子ピースもなく、約1時間ですべて並べ終えました。

ハンダ付け作業開始。

ハンダ付け作業開始。紫と黄色、グレーのガラスのコントラストが美しいです。早く、光を通して見てみたいです。

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ステンドグラス:ルーターによる研磨と銅テープ巻き

現在、和風ステンドグラス「藤と山吹」と、抽象ステンドグラス「万華鏡」の制作が進んでいます。

「藤と山吹」はガラスカットがまだ途中ですが、切れたピースから順に、ルーターを使った断面研磨をしています。

ダイヤモンドの回転砥石にガラスピースの断面を押し当てて、研磨します

ダイヤモンドの回転砥石にガラスピースの断面を押し当てて、研磨します

断面を軽く研磨して、銅テープが着きやすくします。銅テープを、ガラスの縁に巻くことで、後の工程でハンダが着くようになります。

研磨が終わったピースの一つひとつに銅テープを巻いていきます。

研磨が終わったピースの一つひとつに銅テープを巻いていきます。地味な作業で、時間がかかります。左が巻く前、右が巻いた後です。

さて、もう一つの仕掛作品は、水玉模様が楽しい「万華鏡」です。デザインの打ち合わせが終わり、型紙を作っています。

抽象模様のステンドグラス「万華鏡」。型紙を作っているところ。

抽象模様のステンドグラス「万華鏡」。型紙を作っているところ。

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和風ステンドグラス「藤と山吹」は、ガラスカット中です

ステンドグラス制作は、第1のハイライト、ガラスカット工程です。カットと言っても、正確には、型紙に合わせて割っていくのですが。

板ガラスは、ドイツにあるランバーツ社というアンティークガラスメーカーの高級宙吹きガラスです。アンティークと言っても、古いガラスではなく、アン ティーク技法で作った新しいガラスです。ドイツの職人さんが、1枚1枚チューブ状の竿に息を吹き込んで膨らませて作る、ガラス素材そのものが、すでに手作りの逸品です。

藤の花に使うヴァイオレットのガラス上に、型紙を仮置き

藤の花に使うヴァイオレットのガラス上に、型紙を仮置きして、パターン取りをしています。

まず、藤の花に使う2種類のヴァイオレットを選別し、花びら1枚1枚に切っていきます。

ヴァイオレットのガラス板に油性マジックで、型紙の輪郭を写し取り、そこにガラスカッターで傷を着けます

ヴァイオレットのガラス板に油性マジックで、型紙の輪郭を写し取り、その線を頼りにガラスカッターで傷を着けます

傷を着けると、プライヤで割ることが出来ます。

傷を着けると、そこに添ってプライヤで、パリンパリン割ることが出来ます。

次に、グレーのガラスから、枝と葉を切り出します。

枝の型紙は、鼻息で吹き飛びそうな細長いものです。

小枝の型紙は、鼻息で吹き飛びそうな細長いものです。これも、丹念に板ガラス上に仮置きし、そしてマジックで写し取ります。

帰路割ったガラスピースは、型紙と1対1対応で管理します。なにせ、800ピースあるわけですから、1個も迷子にならないように箱に詰めておきます。

切り終わったガラスピースは、型紙と1対1対応で管理します。なにせ、800ピースあるわけですから、1個も迷子にならないように、箱に詰めておきます。

数日、朝から晩まで、粛々とガラスカットが続きます。ちょっとした座禅の境地です。

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