k.fukuta の紹介

ステンドグラスとフュージング画の注文制作工房「ステンドグラス工房達風」を主宰する福田勝司です。 写真満載のサイトはhttp://www.tappu.com

フュージング画「湘南の風景」の制作がスタートしました

神奈川県の湘南といえば、小学6年生まで住んでいた、思い出の場所です。

藤沢市の辻堂団地と言う、海岸まで歩いて15分くらいの所に住んでいました。土日ともなれば、海岸沿いのサイクリングコースを使って、東は江ノ島、西は相模川河口の柳島まで、子供たちだけで遊びに行っていたものです。帰ってくる時は、日がとっぷりと暮れていました。当時の親世代は、子供を信じていたというか、呑気と言うか、今では考えられないほど、放任でしたね。

さて、フュージング画のご依頼で、湘南地方=稲村ケ崎から西をのぞんだ風景画を制作しています。

1回目のガラスフリット載せです

1回目のガラスフリット載せです

ベースガラスの上に、ザラメ状の硝子粒(フリット)の載せて、絵にしていきます。第1回目の焼成ですので、画面全体に主となる色を載せます。

1回目の焼成です

1回目の焼成です

約1日かけて、1回目の焼成です。黄色やオレンジ、ピンクなどのフリットも燃せているのですが、焼成前は色がありません。

焼きあがった後、発色具合とバランスを見ながら、約12色のガラスフリットを使って複雑に色付けしていきます。恐らく20回程度の焼成で、まとまると思います。

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ステンドグラス「ペガサス」はテープ巻き工程です

ステンドグラス・パネル「ペガサスと少女」は、研磨が終わり、銅テープを巻く工程です。

ガラスの縁=切断面を包むように、銅テープを巻きつけていきます。

研磨が終わったガラスピース達

研磨が終わったガラスピース達

銅テープの裏側には、粘着剤が付いているので、ガラスに良く着きます。

テープを巻いているところです。剥離紙を剥がしながら着けていきます。

テープを巻いているところです。剥離紙を剥がしながら着けていきます。

こちらが、巻き終わったピースです。全部終わるのに、数日かかりますかね。

こちらが、巻き終わったピースです。全部終わるのに、数日かかりますかね。

そろそろ、ステンドグラス制作も終盤です。

 

ステンドグラス「ペガサス」の絵付け中

私のステンドグラスは、絵付けが極わずかか、まったくしません。

今回は、人馬のオパック処理と、人の部分に陰影を付けました。

オパック処理も一種の絵付けです

オパック処理も一種の絵付けです

白いグリザイユを刷毛でぼかします

白いグリザイユを刷毛でぼかします

オパック処理をすると、光が拡散し、そのピースがぐんと目立って見えます。

白グリザイユの焼成は電気窯で

白グリザイユの焼成は電気窯で

この後、人体にうっすら陰影を付けて、立体化します。

陰影は黒グリザイユで

陰影は黒グリザイユで

これで、ステイン(着色)されたガラス=stainedglass になりました。

さて、下の写真は何をしているところでしょう?

双眼顕微鏡をのぞいています

双眼顕微鏡をのぞいています

答えは、棘抜きです。指に刺さった極小さなガラス片を針で抜いています。数年前までは、目視でできたのですが、老眼が進行してきて、この顕微鏡を使っています。

押すと痛みはあれど、この日は棘は発見できませんでした。とげが刺さるのは、この職業の宿命です。

ステンドグラス「ペガサス」のガラスカットが終わりました

「ペガサスと少女」と題するステンドグラスは、ようやくガラスカットが終了しました。

左は薔薇の花と葉のガラスです。右は空のガラス。

左は薔薇の花と葉のガラスです。右は空のガラス。

バラの花は、サンゴバン社のセレニウム・イエローという高価なガラスです。

セレニウム・イエローのアンティークガラス

セレニウム・イエローのアンティークガラス

ガラスカットが終わると、この切断面を丸める研磨です。ルーター(グラインダー)を使って、断面を磨き、型紙にぴったりに仕上げます。

ルーターで切断面を研磨しています。

ルーターで切断面を研磨しています。

同時に、この作業で、銅テープが着きやすくなります。

ステンドグラス「ペガサス」は、ガラスカット中です

ゴールデンウィーク中ですが、天気も良く、ガラスカットにはうってつけです。ステンドグラス制作の楽しみの一つが、このガラスカット。苦手という方もいらっしゃいますが、慣れれば、自分の技術の上達度が最も実感できて、楽しい時間です。

馬(ペガサス)本体の青緑のガラス

馬(ペガサス)本体の青緑のガラス

ドイツの職人が、1枚1枚宙吹きで作った「アンティークガラス」を、型紙に添って切っていきます。大きなままでも十分素敵な板ガラスですが、切って、再構成して、新たな命を吹き込みます。

少女のドレスのガラスは、深いブルーです

少女のドレスのガラスは、深いブルーです

今回は、私の定番の「青緑系」のモノトーン配色です。このモノトーンのリスクは、こちらがイメージするガラスが、タイミング良く仕入れられるかです。同じような色のガラスが、重なりますから。インポートものなので、商社に在庫が無ければ、デザインを変えなければいけません。今回は、全てそろいました。

クリアーのガラスは、雲のデザインの部分に

クリアーのガラスは、雲のデザインの部分に

切り終ったパーツ数百個は、型紙と1対1対応で管理します。

切り終ったパーツ数百個は、型紙と1対1対応で管理します。

しばらく、カット作業が続きます。

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ステンドグラス「ペガサスと少女」の型紙を作っています。

オーダーメイドのステンドグラスを制作中です。題材はペガサスです。

馬を題材にしたご依頼は比較的多いので、最近は、色々なポーズが描けるようになってきました。

原画をトレースして、型紙を作ります

原画をトレースして、型紙を作ります

今回はかなりメルヘンチックな構成です。ペガサスとその背に乗る少女。少女はフルートを奏でています。特別なストーリーは無いのですが、観ていてハッピーになれるといいなあと思いながら原画を描きました。

縮小版型紙。型紙の原紙です。

縮小版型紙。型紙の原紙です。原画との違いは、ガラスが切れるように区画(ピース)が分かれている点。

サイズは横566mm×縦896mmです。完成すると、新築家屋の玄関にはめ込まれる予定です。

原寸大型紙。

モノクロの原寸大型紙。縮小版をコピーして繋ぎ合わせて作ります。

この型紙を切り刻んで、各色ごとの必要面積を見積もります。そして、来週ガラスを発注します。

型紙をピースに切り分けています。

型紙をピースに切り分けています。

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工房の藤が満開です

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工房の壁に這わせている藤が満開です。一昨年、盆栽の藤を買ってきて、地植えしました。昨年は、蔓は良く伸びたのですが、全く花が咲きませんでした。今年はたくさん咲きました。

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藤の花は、私には感じませんが、虫にとって良い匂いがするのか、たくさんの蜂が集まってきます。

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藤棚にしないで、壁仕立てにすると、花が全て見えてきれいです。

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今年は、壁の半分を覆い尽くすくらいダイナミックに誘引する予定です。

キアンティ(イタリア)展に向けて制作中です

キアンティ・ワインで有名な、イタリアはトスカーナ地方の長閑な街=グレーヴェ・イン・キアンティ市から招待されて、うしく現代美術展所属の数名で、作品展示をすることになりました。同市内のサンフランチェスコ美術館で、2017年7月7日~12日の1週間です。期間中、イタリアに滞在し、水墨画のデモンストレーションや、ワークショップ、現地アーティストとの親睦、現地美術館めぐりもする予定です。

私は、フュージング・ガラスの絵皿と水墨画の軸を持ち込む予定です。現在、鋭意制作中です。今回は、できるだけ「日本的」なモチーフの作品にしようと思っています。

ガラス・フュージングの絵皿を制作中です。

ガラス・フュージングの絵皿を制作中です。まだ曲げていないので、平板状です。

絵皿のモチーフは、地元龍ケ崎市の般若院とそこにある樹齢400年の枝垂れ桜です。

水墨画の軸

水墨画の軸

水墨画は、折角なので、ワインにちなんで葡萄の絵を持ち込もうかと思っています。

グレーヴェ・イン・キアンティ市と牛久市とは、ワインの縁で姉妹都市になっており、昨年から芸術家の交流が盛んです。私は牛久市の隣の龍ケ崎市民ですが、茨城県南代表の一人として行ってきます。

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東京国際フランス学園で、特別美術講演をしてきました

東京国際フランス学園は、フランス国立のインターナショナル・スクールです。

そこで、「日本のステンドグラス・アート:研究と適応」
« L’art du vitrail au Japon : recherches et adaptation »

という、ちょっと厳つい題の講演を今日やってきました。

会場は大きな講堂で、緊張しました

会場は大きな講堂で、緊張しました

中学生を対象にした、ヨーロッパの物語とステンドグラスに関する講座の締めくくりとして、依頼されました。ですが、私は、日本に西洋の文化であるステンドグラスをいかにして根付かせるかという研究テーマについて、特に話させてもらいました。

お客さんは中学生ですので、単語は簡単に、フレーズは短く、と心掛けたつもりです

お客さんは中学生ですので、単語は簡単に、フレーズは短く、と心掛けたつもりです

通訳をしてくれた二人の生徒さんは、必死に着いてきてくれて、健気でありがたかったです。

プロジェクターで数十枚の写真を紹介しました

プロジェクターで数十枚の写真を紹介しました

講演と言っても写真と動画主体です。

この講演の模様は、同学園のサイトにも掲載されています。

この貴重な機会を下さった、マチュー先生、ジャン・ピエール先生、ステファン先生に感謝申し上げます。

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うちにネコが来ました

今年1月に、2匹のシャムネコ(ミックス)が来ました。保護猫の里親になったんです。

もともと、猫が好きだったので、飼いたかったですし、ステンドグラスのモデルにも欲しかったのです。2匹は、まだ生後1年経っていないので、体重は3kg以下で、かわいいです。

オスの兄弟です。

オスの兄弟です。

野良猫だったものを、保護団体の方が捕まえて、人に慣れさせたうえで譲渡、というシステムです。この兄弟、1月に来たときはものすごく臆病で、日中は、人目を避けて隠れていて、もっぱら夜に動き回っていました。3月の今では、少しずつですが、人前に出られるようになってきました。でも、まだ抱っこはできません。ものすごく嫌がり、ひっかかれます。

キャットタワーを作り、家の鴨居の上にも、猫の歩道をつけてやりました。

キャットタワーを作り、家の鴨居の上にも、猫の歩道をつけてやりました。

実物の猫を家の中で写生できるのは、とても楽でいいです。

実物の猫を家の中で写生できるのは、とても楽でいいです。