k.fukuta の紹介

ステンドグラスとフュージング画の注文制作工房「ステンドグラス工房達風」を主宰する福田勝司です。 写真満載のサイトはhttp://www.tappu.com

フュージング画「湘南の風景」は、最終絵付け

グリザイユの絵付けは、一度焼成すると剥がすことが出来ないので、少しずつ慎重に進められます。

江ノ島の描き込みは、ほぼ陰の状態

江ノ島の描き込みは、ほぼ陰の状態

江ノ島には、旧灯台を描きました。この作品の元になるスケッチが、もう20年以上前のものなので、灯台は、周囲に階段が設けられた懐かしい旧バージョンです。と言っても、小さくて分かりづらいですが。

最後の焼成です。波も、ステンドグラスのように、比較的クッキリ入れました。

最後の焼成です。波も、ステンドグラスのように、比較的クッキリ入れました。

この焼成が、10数回目になります。これが終わると、額縁を作って完成です。

フュージング画「湘南の風景」は、グリザイユ絵付けが始まりました

色ガラスによる「色付け」は完了し、グリザイユによる細かい描き込みに入っています。

グリザイユは、黒い金属粉でできた顔料で、これを水で溶いて、絵具代わりにします。細筆や幅の広いハケを使って、景色を描きます。遠景は、黒っぽい陰のように、近景は車や海岸線の擁壁、樹木を念入りに描きます。

グリザイユで遠い山なみに陰影を付けているところ

グリザイユで遠い山なみに陰影を付けているところ

1回目の描き込みが完了

1回目の描き込みが完了

グリザイユも、温度は少し低めの740℃ですが、焼成して定着させます。そして、少しずつ塗り重ねて趣のある絵に仕上げていきます。

フュージング画「湘南の風景」は、色かさねの焼成が続いています

2回の色ガラスフリットの焼成が終わったところです。

写真は3回目の、フリット載せの様子です。広範囲に載せるのではなく、ピンポイントで補色などを載せていきます。

このフュージング画は、近くで見ると数色のガラスの粒が隣り合っていても、遠くから見るとそれらの色が混ざり合って見える効果を狙っています。テレビの画面を間近で見ると、RGBのピクセルが肉眼で識別できるのに似ています。

少しずる異なる色のフリットを載せていきます

少しずる異なる色のフリットを載せていきます

海の青い部分だけでも、ターコイズブルー、コバルトブルー、ヴァイオレット、ライトピンク、グラスグリーンが載っています。

これから4回目の焼成です

これから3回目の焼成です

色載せは、もうしばらく続きます。

ステンドグラス「ペガサスと少女」は、組み立て工程です

約1ヶ月かけてきたこのステンドグラスの制作も最終段階=組立てです。

組立て用の台紙の上に、テープを巻き終えたすべてのピースを並べていきます。

組立て用の台紙の上に、テープを巻き終えたすべてのピースを並べていきます。

台紙の上でハンダ付けをするので、全ピースを並べていきます。全容を見ることが出来るのは、この段階が初めてです。ワクワクします。

全てのピースをジグソーパズルの要領で並べ終えました。

人・馬のピースをジグソーパズルの要領で並べ終えました。

並び終えて、微妙な位置や、ピース間の隙間の調整を終えたら、仮止めです。

仮止めは、ハンダの点止めで行います。

仮止めは、ハンダの点止めで行います。

仮止めが終われば、振動を与えても、ずれることが無いので、落ち着いて仕上げハンダが出来ます。

丸1日かけて、表と裏の仕上げハンダを行います。

丸1日かけて、表と裏面の仕上げハンダを行います。

フュージング画「湘南の風景」の制作がスタートしました

神奈川県の湘南といえば、小学6年生まで住んでいた、思い出の場所です。

藤沢市の辻堂団地と言う、海岸まで歩いて15分くらいの所に住んでいました。土日ともなれば、海岸沿いのサイクリングコースを使って、東は江ノ島、西は相模川河口の柳島まで、子供たちだけで遊びに行っていたものです。帰ってくる時は、日がとっぷりと暮れていました。当時の親世代は、子供を信じていたというか、呑気と言うか、今では考えられないほど、放任でしたね。

さて、フュージング画のご依頼で、湘南地方=稲村ケ崎から西をのぞんだ風景画を制作しています。

1回目のガラスフリット載せです

1回目のガラスフリット載せです

ベースガラスの上に、ザラメ状の硝子粒(フリット)の載せて、絵にしていきます。第1回目の焼成ですので、画面全体に主となる色を載せます。

1回目の焼成です

1回目の焼成です

約1日かけて、1回目の焼成です。黄色やオレンジ、ピンクなどのフリットも燃せているのですが、焼成前は色がありません。

焼きあがった後、発色具合とバランスを見ながら、約12色のガラスフリットを使って複雑に色付けしていきます。恐らく20回程度の焼成で、まとまると思います。

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ステンドグラス「ペガサス」はテープ巻き工程です

ステンドグラス・パネル「ペガサスと少女」は、研磨が終わり、銅テープを巻く工程です。

ガラスの縁=切断面を包むように、銅テープを巻きつけていきます。

研磨が終わったガラスピース達

研磨が終わったガラスピース達

銅テープの裏側には、粘着剤が付いているので、ガラスに良く着きます。

テープを巻いているところです。剥離紙を剥がしながら着けていきます。

テープを巻いているところです。剥離紙を剥がしながら着けていきます。

こちらが、巻き終わったピースです。全部終わるのに、数日かかりますかね。

こちらが、巻き終わったピースです。全部終わるのに、数日かかりますかね。

そろそろ、ステンドグラス制作も終盤です。

 

ステンドグラス「ペガサス」の絵付け中

私のステンドグラスは、絵付けが極わずかか、まったくしません。

今回は、人馬のオパック処理と、人の部分に陰影を付けました。

オパック処理も一種の絵付けです

オパック処理も一種の絵付けです

白いグリザイユを刷毛でぼかします

白いグリザイユを刷毛でぼかします

オパック処理をすると、光が拡散し、そのピースがぐんと目立って見えます。

白グリザイユの焼成は電気窯で

白グリザイユの焼成は電気窯で

この後、人体にうっすら陰影を付けて、立体化します。

陰影は黒グリザイユで

陰影は黒グリザイユで

これで、ステイン(着色)されたガラス=stainedglass になりました。

さて、下の写真は何をしているところでしょう?

双眼顕微鏡をのぞいています

双眼顕微鏡をのぞいています

答えは、棘抜きです。指に刺さった極小さなガラス片を針で抜いています。数年前までは、目視でできたのですが、老眼が進行してきて、この顕微鏡を使っています。

押すと痛みはあれど、この日は棘は発見できませんでした。とげが刺さるのは、この職業の宿命です。

ステンドグラス「ペガサス」のガラスカットが終わりました

「ペガサスと少女」と題するステンドグラスは、ようやくガラスカットが終了しました。

左は薔薇の花と葉のガラスです。右は空のガラス。

左は薔薇の花と葉のガラスです。右は空のガラス。

バラの花は、サンゴバン社のセレニウム・イエローという高価なガラスです。

セレニウム・イエローのアンティークガラス

セレニウム・イエローのアンティークガラス

ガラスカットが終わると、この切断面を丸める研磨です。ルーター(グラインダー)を使って、断面を磨き、型紙にぴったりに仕上げます。

ルーターで切断面を研磨しています。

ルーターで切断面を研磨しています。

同時に、この作業で、銅テープが着きやすくなります。

ステンドグラス「ペガサス」は、ガラスカット中です

ゴールデンウィーク中ですが、天気も良く、ガラスカットにはうってつけです。ステンドグラス制作の楽しみの一つが、このガラスカット。苦手という方もいらっしゃいますが、慣れれば、自分の技術の上達度が最も実感できて、楽しい時間です。

馬(ペガサス)本体の青緑のガラス

馬(ペガサス)本体の青緑のガラス

ドイツの職人が、1枚1枚宙吹きで作った「アンティークガラス」を、型紙に添って切っていきます。大きなままでも十分素敵な板ガラスですが、切って、再構成して、新たな命を吹き込みます。

少女のドレスのガラスは、深いブルーです

少女のドレスのガラスは、深いブルーです

今回は、私の定番の「青緑系」のモノトーン配色です。このモノトーンのリスクは、こちらがイメージするガラスが、タイミング良く仕入れられるかです。同じような色のガラスが、重なりますから。インポートものなので、商社に在庫が無ければ、デザインを変えなければいけません。今回は、全てそろいました。

クリアーのガラスは、雲のデザインの部分に

クリアーのガラスは、雲のデザインの部分に

切り終ったパーツ数百個は、型紙と1対1対応で管理します。

切り終ったパーツ数百個は、型紙と1対1対応で管理します。

しばらく、カット作業が続きます。

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ステンドグラス「ペガサスと少女」の型紙を作っています。

オーダーメイドのステンドグラスを制作中です。題材はペガサスです。

馬を題材にしたご依頼は比較的多いので、最近は、色々なポーズが描けるようになってきました。

原画をトレースして、型紙を作ります

原画をトレースして、型紙を作ります

今回はかなりメルヘンチックな構成です。ペガサスとその背に乗る少女。少女はフルートを奏でています。特別なストーリーは無いのですが、観ていてハッピーになれるといいなあと思いながら原画を描きました。

縮小版型紙。型紙の原紙です。

縮小版型紙。型紙の原紙です。原画との違いは、ガラスが切れるように区画(ピース)が分かれている点。

サイズは横566mm×縦896mmです。完成すると、新築家屋の玄関にはめ込まれる予定です。

原寸大型紙。

モノクロの原寸大型紙。縮小版をコピーして繋ぎ合わせて作ります。

この型紙を切り刻んで、各色ごとの必要面積を見積もります。そして、来週ガラスを発注します。

型紙をピースに切り分けています。

型紙をピースに切り分けています。

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