フュージング画マラソン・新作10(No.151~160)

フュージング画の後半戦スタートです。風景画が多いです。

No.151 鯉のぼり

No.151 鯉のぼり

No.152 夾竹桃

No.152 夾竹桃

No.153 海と船

No.153 海と船

No.154 田園風景

No.154 田園風景

No.155 桜

No.155 桜

No.156 コーギー犬

No.156 コーギー犬

No.157 青柿

No.157 青柿

No.158 夕日と薄

No.158 夕日と薄

No.159 夕日と鶴

No.159 夕日と鶴

No.160 長崎湾の風景

No.160 長崎湾の風景

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フュージング画マラソン・新作10(No.141~150)

フュージング画、目標の300点に対し、約半分、折り返し地点です。今回は、子供あり、小学校あり、です。

No.141 テニスラケット

No.141 テニスラケット

No.142 京都嵯峨野の竹林

No.142 京都嵯峨野の竹林

No.143 昔の小学校の教室

No.143 昔の小学校の教室

No.144 草野球の少年

No.144 草野球の少年

No.145 姫百合と海

No.145 姫百合と海

No146 長崎 眼鏡橋

No146 長崎 眼鏡橋

No.147 観音様と百合

No.147 観音様と百合

No.148 若山牧水記念館

No.148 若山牧水記念館

No.149 桜

No.149 桜

No150 牡丹

No150 牡丹

フュージング画マラソン・新作10(No.131~140)

芋あり柿あり海ありのフュージング画です。

No.131 桜と満月

No.131 桜と満月

No.132 紅葉と赤とんぼ

No.132 紅葉と赤とんぼ

No.133 菜の花畑

No.133 菜の花畑

No.134 桜と大浦天主堂

No.134 桜と大浦天主堂

No.135 柿の木

No.135 柿の木

No.136 大浦天主堂

No.136 大浦天主堂

No.137 長崎湾

No.137 長崎湾

No.138 ジャガイモ

No.138 ジャガイモ

No.139 吊るし柿

No.139 吊るし柿

No.140 水仙

No.140 水仙

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ステンドグラス制作者の「ぎやまん草子(その30)」「十年」

よく職人さんが取材のインタビューなどに答えて「この技を身に付けるのに、まず十年は掛かりますね」と言っているのを耳にします。ひとつの技を修得するのに十年は掛かる。見た目は簡単そうだけれど、実はすごく難しいんだぞ。俺は鍛錬と辛抱で身に着けたんだ、と言いたいのでしょうが、しかし、私はこの十年と言うフレーズが嫌いです。

先達てもテレビの中継で、人形職人が雛人形の顔に面相筆で眉を描きながら、「まず十年はかかりますね」とヤルもんだから、思わず「あんた相当ヒマだね。さもなくばかなりの不器用、あるいは師匠が意地悪だ。俺なら1ヶ月で十分。そもそも、恥ずかしげも無く言うことか。」とテレビ画面に向かって突っ込んでしまいました。

ある技能をそこそこ身につけるのに、数箇月あれば十分だと、私は思っています。これには根拠があります。勤め人さんなら思い当たると思いますが、頻繁に配置転換が行われます。異動や転勤、業務の転換。技術者なら扱う製品も周辺技術も日進月歩。でも、転換していつまでも「不慣れです」「お手柔らかに」などと言っていられない世界です。

私もかつて、10年程のサラリーマン生活の中で、5つの開発プロジェクトに携わりました。一番の変化は、ビデオデッキから、畑違いのDVD用光センサの開発チームに異動したときです。レーザーや光学、新素材、指先ほどのモータ、そして最新の製造技術を大急ぎで詰め込み、異動後3ヵ月で「はい5年前からやってます」くらいの顔つきで、製品設計を主担当として始めました。これは自慢でもなんでもなくて、ビジネス界で言う垂直立ち上げ+OJT(オン・ジョブ・トレーニング)です。

これは、頭脳労働だけでなく、体で覚える仕事にも当てはまると思います。要は、多くの職人さん、特に修業中の人に、時間的切迫感が感じられないと言っているのです。もし、3ヶ月後に人形の眉を描いて独り立しなさい、という業務命令が与えられたら...習得の方法を工夫するでしょう。必死に教えを請う。師匠の動作をビデオ録画して家でおさらいする。お金も必要かもしれない。「技とは教わらずに盗むものだ」などと悠長なことは言っていられないはずです。

これも自慢では有りませんが、私のステンドグラス修業期間は1年間でした。昼間はサラリーマンをしながらでしたので、1年も費やしてしまいました。これでスタンダードな作品は作れるようになりましたので、ハイサヨナラ、脱サラです。

知人で元富士銀行の支店長経験者Tさんは、早期退職して、広島風お好み焼きの店を始めました。出店前、広島の名店Mに頼み込んで、1ヶ月ほどの短期修業に行きました。後日、「ここでは、若い連中が2年も3年も修業しているわけヨ。俺に言わせりゃバカじゃないのだよ。言っちゃ悪いがお好み焼きだよ。1週間も練習すれば外はカリッ中はフンワリできるって。」と話してくれました。痛快です。

多くの職人さんが伝統の技の習得に疲れきって、またこの伝統にあぐらをかいて、次のステップのためにこれを自らぶち壊すことができずにいます。今は職人天国だった江戸時代ではなく、5年一昔と言われる激変の世です。一つ技能を身につければ一生食べて行けるほど甘くはありません。私を含め職人が時間を掛けるべきは、新たなる技法や、オリジナルデザインの創出ではないでしょうか。これを怠るから世間から見捨てられてしまう。そして、技能の衰退・絶滅です。もったいないです。

ステンドグラス「REVUE」

ステンドグラス「REVUE」
ステンドグラスを始めて、半年ぐらいの作品です。今でもこれのレプリカのご注文が来ます。

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