フュージング画マラソン始まりました

約1年かけて数百枚のフュージング画を制作する、通称「フュージング画マラソン」が始まりました。サイズはすべて横23cm×縦40cmです。すべて異なる絵を入れて、俳句か短歌が讃としてはいります。全て、同一発注元からの依頼制作です。

ガラスパウダーで表現しているところ

絵付けの1手法で、ガラスパウダーで表現しているところ

原画は、水墨画で描き、これを元にガラス板上に絵を描き込みます。画題は、依頼主から来ますが、構図や色はこちらで決めます。

ガラスパウダーを使うときは、まずマスクを作ります。

原画の下にカーボン紙を敷き、厚紙に写して、マスクを作ります

原画の下にカーボン紙を敷き、厚紙に写して、マスクを作ります

ガラスパウダーは茶こしで、ふるい落とします。

茶こしでガラスパウダーを落とす

茶こしでガラスパウダーを落とす

フュージング画は、ガラスを融かして定着させます。この焼成は、原則1枚に付き3回です。

第2回目の焼成。色ガラスパウダーを定着させます。

第2回目の焼成。色ガラスパウダーを定着させます。

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和風ステンドグラス「山吹」は、ハンダ付け中です

ステンドグラス制作も、ハンダ作業に入ると最終段階です。ジグソーパズルの要領で、600ピースのガラス片を型紙上に初めて配置します。だんだん絵が完成するようで、楽しいです。

ガラスピースを型紙上に並べ始めました

ガラスピースを型紙上に並べ始めました

全てのピースの配置が終わったら、点止めで仮固定して、次に仕上げハンダをします。

銅テープを隠すように、融けたハンダを流し込みます

銅テープを隠すように、融けたハンダを流し込みます

表面の本ハンダ作業

表面の本ハンダ作業。手前のボトルにはペーストフラックスと言う、酸化膜除去用の薬品が入っています。これを筆で塗りながら作業します。

ステンドグラスの表面ハンダが終わったら、ひっくり返して裏面です。それが終わったら、周囲に真鍮の枠をハンダ付けして終了です。

仕上がったハンダ面

仕上がったハンダ面。右に小さな蝶々がいます。

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和風ステンドグラス「山吹」は、銅テープを巻いています

切ったガラスには銅テープを巻かなければいけないのです。ガラスの切断面を包むように、銅で出来たセロテープのようなものを貼り付けていきます。銅テープ(コパーテープ)技法のステンドグラスの最大の特長と言えます。

ステンドグラスの最終的な出来栄えは、ガラスカットの綺麗さよりも、むしろこの銅テープの巻き方の綺麗さで決まります。ですので、さほど技量を必要としない工程ですが、丁寧に仕事をする必要があります。

銅テープ(左)とテープを巻き終わったピース

銅テープ(左)とテープを巻き終わったピース

銅テープは、幅4~8mmで、数種類の幅のバリエーションがあります。これは、ガラスの厚さに合わせて使い分けるためです。剥離紙を剥がすと、裏面がシールのような接着面になっています。また、この接着剤が黒くて、ガラスを通して銅テープの裏を見た時、銅錆が見えないように工夫されています。100年ほど前、ティファニーがこの技法を発明した当時は、接着剤の代わりにタッキーワックスを塗って、ガラスに貼り付けていました。

銅テープを巻き終えたピース

銅テープを巻き終えたピース

銅テープを巻くとき、指先のわずかな汗が銅に付着して、目に見えぬ酸化が進行します。これは、ハンダ工程で悪さをしますので、テープ巻を終えたら、間髪入れずにハンダ工程が始まります。テープ巻き始めからハンダ終了まで、1週間というところです。

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和風ステンドグラス「山吹」は、ガラスカット終了しました

ステンドグラスの制作は、今年最後の一点となる見通しです。「山吹」は全600ピースに上るガラスカットが終了しました。

カットの最初は、型紙を境界線上でピースに切り分ける作業です。

型紙を丁寧に切り抜いていきます

型紙を丁寧に切り抜いていきます

型紙は、ガラスの種類ごとに

型紙は、ガラスの種類ごとにまとめておきます

ガラスの上に、型紙を載せて、その縁を油性マジックでなぞり、ガラスに外形を写し取っていきます。

葉のグレーのガラスに、けがいています

葉のグレーのガラスに、マジックでけがいています

黄色のガラスはここ1年で、1.6倍に値上がりしました。1坪(30cm四方)で7,900円もします。円高の影響でしょうか。

フランス製のこの黄色のガラスは、ここ1年で1.6倍に値上がりしました。1坪(30cm四方)で7,900円もします。円高の影響でしょうか。

そして、マジックの内側に添って切っていきます。

けがき線の内側に添って、オイルカッターで傷をつけていきます

けがき線の内側に添って、オイルカッターで傷をつけていきます

600ピース、切って削っての毎日でした。

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ステンドグラス制作者の「ぎやまん草子(その25)」「家庭菜園」

近くの農地を50坪ほど借りて、家庭菜園を始めて、6年になります。「達風農園」と名付け、年間4~50種類くらいの野菜を作っています。1日おきに、約2時間の畑仕事。最初は、運動不足解消と食費節減のために始めたのですが、今や季節や自然を感じ、生活のリズムを整える大切な「生活習慣」になっています。ただ、運動として見た場合、一長一短です。種蒔きや間引きのとき、長時間屈むので、よく腰を痛めます。こういうところが、まだまだ素人だと思います。

借りた土地はいわゆる耕作放棄地で、鍬を入れるまでは雑草に覆われていました。ここ龍ヶ崎にはそのような土地がたくさんあり、いくらでも貸してくれます。草を抜き簡単に手入れをして、いざ耕作しはじめると、とても良い土地だとわかりました。場所は旧水戸街道の若柴宿近くで、恐らく江戸時代の昔から畑地だったものと思われます。

私は、中学生になる時、山を切り開いて造成された横浜奥地の分譲地に、一家で一軒家を建てて移り住みました。その時も、近くの空き地を家庭菜園として借りていましたが、粘土質で土質改良にはとても手間が掛かったことを覚えています。それに比べて、今回の土地は、最初から、さらさらふかふかで、恵まれています。

土作りといえば、市内の野口牧場で、安い牛糞を大量に買ってきて、これに石灰窒素と、妻の実家からもらってきた糠と籾殻を混ぜ込んで、特性堆肥を作っています。畑の脇の穴で熟成させて使うと、野菜が飛び切り旨くなるのです。こういう野菜を、近所にお裾分けして喜ばれるのも格別です。

達風農園は、虫の害を受けやすいのが玉に瑕です。周囲が雑木林で、そこからいくらでも虫が供給されます。折角の家庭菜園、完全無農薬にしたいので、葉モノ野菜はすべて防虫ネットで覆って栽培しています。うちの野菜は高くついているかもしれません。

旬の露地野菜である自家製野菜を食べ続けて、徐々に食習慣が変わってきました。それは、野菜をほとんど買わなくなったことです。食費節減の為に始めたのだから当たり前なのですが、それとは別に心情の変化もあります。スーパーに並んでいる季節外れの野菜を、食べたいとは思わなくなりました。冬のトマト、春のカボチャなど、なにか不自然な食物のような気がして。ウチでは、冬場のカレーライスには、コマツナやブロッコリーの脇芽、ホウレンソウに、保存の効く薩摩芋が具として入っています。ただ、冬の露地野菜は飽きるんですよね。アブラナ科が多くて。

アオイ科のオクラの花は、畑の女王

アオイ科のオクラの花は、畑の女王

畑のオクラを写生して制作したフュージング画『菜園』

畑のオクラを写生して制作したフュージング画『菜園』

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