和風ステンドグラス「柿」は、ピースに銅テープを巻いています

ステンドグラスの技法には、大きく分けて、コパー(銅)テープ技法と、ケイム(鉛線)技法とがあります。今回の和風ステンドグラスは、前者で作っています。

研磨の終わったピース、1個1個に銅製のテープを巻いていきます。周囲の縁の部分です。

銅製のセロテープのような、粘着剤の付いたテープで、ガラスピースの縁をくるりと包みます。

まず、銅製のセロテープのような、粘着剤の付いたテープで、ガラスピースの縁をくるりと包みます。

次に表と裏に若干折り返して、ヘラでこすり付けます。これで、密着させます。

次に、表と裏に若干折り返して、ヘラでこすり付けます。これで、密着させます。

テープが綺麗に巻けていないと、仕上がりのハンダ線が見苦しくなります。ガラスカットと同じくらい気を遣う工程です。

テープが巻けたステンドグラスピース

テープが巻けたステンドグラスピース

この黒いピースも、半分が巻き終わっています。

この黒いピースも、半分が巻き終わっています。

全ての銅テープ巻が終われば、間髪入れずに、組み立てです。銅製のテープは空気に触れて、刻一刻と酸化していきます。そして、ハンダの乗りが悪くなっていきます。テープ巻き3日、ハンダ作業2日くらいで、一気に駆け抜けます。

組み立て用型紙に、全てのピースを並べていきます。

組み立て用型紙に、全てのピースを並べていきます。

ステンドグラスの組み立て工程=ハンダ作業直前。大きな型紙上に、全ピースを並べます。はみ出すことなくぴったり収まって、気持ちがいいです。

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