うしく現代美術展・オープニング内覧会の様子

 

うしく現代美術展がスタートしました。開会前日は、内覧会と親睦会がありました。

内覧会は、私が最も楽しみにしている催しで、各出展作家が自分の作品を説明していきます。プロの作家の制作に掛ける思いやエピソードを、いっぺんに数十人分聞けるなどという機会は、そうそうあるものではありません。

内覧会開始

内覧会開始

私の番も廻ってきました。私の出品作品は、フュージング画です。本業は、ステンドグラス制作のウエイトが高いのですが、フュージング画の方が未知数が多くて面白いです。

内覧会で私の作品の前で、説明をしています

他の作家や来賓に、自分の作品「天岩戸」について説明しています

131123_1下の写真は、開会式担当の作家と、市の職員さん達との事前打ち合わせの様子です。

131123_3下は、実行委員長の西村さん、サトルタカダさんと雑談中

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第19回 うしく現代美術展:作品据え付けしてきました

牛久市の生涯学習センター内の展示ホールで、1年に一回行われる「うしく現代美術展」に、今年もフュージング画作品を出品しました。

今日は、その会場設営+作品搬入日でした。プロのアートワークスさんも交えて、私たち出品者も、会場設営を行います。

作品を壁に設置しているところ

作品を壁に設置しているところ

私の作品は、ガラス絵だということもあり、他の絵画に比べて小ぶりです。

左端が私の作品

左端が私の作品

題名は「天岩戸」です。記紀神話の一場面のつもりです

題名は「天岩戸」です。記紀神話の一場面のつもりです

うしく現代美術展では、絵画の他に、書や彫刻、工芸作品もあり、約50名のプロの作家の作品が見られます。期間は、11/17~12/1です。お近くの方は、是非お越しください。

書も多数展示されています

書も多数展示されています

ガラス工芸家やステンドグラス作家の出品が少なくて、少しさびしいです。来年は、ステンドグラスを出してみようか?

詳しくは、公式サイトで。

 

 

ステンドグラス制作者の「ぎやまん草子(その12)」 「亡国の天才」

ピアノの楽曲で有名なフレデリック・フランソワ・ショパン(1810~49)は、ポーランド出身の人です。ポーランドはたびたび他国から侵攻され、地図上からその名を幾度となく消した不幸な国です。ショパンがパリで活躍していたころも、その亡命政府はパリにありました。ショパンの父や友人は祖国で抵抗運動をしており、亡命生活の彼は忸怩たる思いで作曲活動を続けていたようです。
彼の作風は全体的に繊細。虚弱で結核で夭折した点、スカーフや手袋をいつも着用していたという貴族趣味から、線の細い弱々しいイメージで語り継がれています。一方で、饒舌でユーモアに富みエネルギッシュな人だったとも言われています。相反するようですが、若くして才能を花開かせる「天才」は、アンバランスな精神と、強大なエネルギーを持っていると思います。
以前、とある楽器店の依頼でステンドグラスを制作するとき、資料を集め、私なりの「人間ショパン」像を作り上げました。作業中ショパンの曲をかけていましたので、とても好きになりました。特に「英雄ポロネーズ」「ノクターン作品9」「幻想即興曲」など。
満たされない思いを秘めたショパンの顔と、演奏中の手をグリザイユで書き込み、絵画風に仕上げました。特に、震えるように繊細な指は、私の想像の産物です。享年39。「もっと生きたかった。もっと書きたかった」と訴える彼の魂の叫びを表現したかったのですが。

ステンドグラス「ショパン」

ステンドグラス「ショパン」
サイズ:85×50cm