フュージング画「常磐線」は、ほぼ完成しました

毎日のように窯に入れて、ガラスパウダーを被せ重ねてきた「常磐線」は、ようやく完成です。この後、額縁を作って、本当の完成です。

フュージング画「常磐線」

フュージング画「常磐線」

その次の制作は、丸い桜のステンドグラスです。

桜の花を切っています

桜の花を切っています

先達て、京都、大阪、滋賀、奈良を駆け足で回ってきました。写真は、京都大原の寂光院です。ここで、山門をスケッチしてきました。

京都大原の寂光院

京都大原の寂光院

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常磐線のフュージング画は桜の花を咲かせています

電車の絵を描くのは面白いです。もともと、機械工学が専門でしたから、メカも好きです。

グリザイユで電車の絵を描いています

グリザイユで電車の絵を描いています

表面の白い粉は、焼成するとピンクになるガラスパウダーです。窯に入れてこれから焼成するところです。明日、ふたを開けると鮮やかなピンクの桜が咲いているでしょう。

ガラスパウダーをのせて、焼成

ガラスパウダーをのせて、焼成

ピンクのガラスパウダーの2回目です。1回目の状態を見て、追加していきます。この後、また焼成です。

さらに、(焼成するとピンクになる)ガラスの粉をのせます

さらに、(焼成するとピンクになる)ガラスの粉をのせます

久しぶりに、達風農園の話題です。夏野菜はまだ採れますが、9月は秋冬野菜の準備の月です。ホウレンソウや、大根、菜っ葉類など、ほとんどが種から栽培します。虫よけのネットでトンネルを作り、その下に巻きますが、それでも虫が入ります。

菜っ葉類の種まき

菜っ葉類の種まき

手前のミニトマトは、10月いっぱい採れます

手前のミニトマトは、10月いっぱい採れます

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常磐線のフュージング画を制作中です

桜の季節に、佐貫駅近くで常磐線の写真を撮ってきて、そのままにしていました。

原画はすでにできていたので、9月に入り、いよいよ制作を開始しました。電車は在来線のE531系です。

常磐線のフュージング画

桜の幹と、E531系電車のブルーのラインをガラスパウダーで色付けしているところ

ステンドグラス制作者の「ぎやまん草子(その10)」 「奇遇」

思いがけないところで、思いがけない人に出会う。ちょっと怖くなるような偶然を経験したことありますよね。

私の奇遇ベスト3。その3は、学生の時、上信越のスキー場で2人乗りリフトに乗り合わせた見ず知らずの隣の人。よくよく見たら、一緒に来ていたわけではないクラブの同輩。「なんでお前ココにいるの?」「お前こそ何でいるんだよ!」。

ベスト2は、オーストラリアに行く飛行機に、小学生の時の友人が乗っており、ゴールドコーストで一緒にカジノに行く。そして堂々ベスト1は、これからお話しすることです。

数年前、インターネットで私を知った東京のTさん(初対面)が、ステンドグラスの依頼のために工房に来られ、ひとしきり打ち合わせをした後です。話題は、私が制作の傍ら、地元の神社(千勝神社)で世話人をしている、という話に移りました。先方も適当に相づちを打って私の話しを聞いていました。

そして矢庭に「ちょっと待って下さいよ。福田さんと同じようなことを言っていた人を知っていますよ。確か山陰の出身で…あっ、思い出した。お茶席だ。何回かご一緒したなあ。若いのに正座が強くて。そうそうあなたのように背が高くて、皆からノッポちゃんて呼ばれていた。」

平成八年に亡くなられた権禰宜のKさんのことでした。優しかったKさんの思い出がよみがえり、「いや懐かしいね」と言いながら、それぞれが知るKさんについて、しばし語り合いました。Kさんは忙しい茨城県の神社務めの合間に、東京に出て行って茶道の会などに参加し、千勝神社を広めていたのですね。

このTさんとの出会い。東京都の人口や、私達が1年に知り合う都民の数などを仮定してざっと計算すると、二千五百年に一度の出会い、ということになりました。

Tさんにお納めした「ざくろ」、サイズ:50×120cm×2枚

Tさんにお納めした「ざくろ」、サイズ:50×120cm×2枚