フュージング画「夜桜」を制作開始

久しぶりのフュージング画作品のオーダーメイドです。

フュージング画のよさは、背後に必ずしも光がなくても、見られるということです。背後に必ず光(光源)を必要とするステンドグラスと大きく異なる点です。フュージング画は、壁にかけても良いですし、窓に設置すると昼と夜とで別の表情を楽しめます。

このフュージング画の設置予定場所は浴室だそうです。浴室は湿気が多く、鉛で組むステンドグラスが最も苦手とする場所です。鉛の錆が進行し易いからです。さらに、鉛は有毒ですので、錆が浴槽内に入ると危険です。その点、フュージング画はその危険性がなく、浴室でも美しく見られます。

制作の第1段階は、ベースガラスに白のガラスパウダーと紫のパウダーを振り掛けて、焼成させます。

マスキングをしてガラスパウダーを振り掛けます

マスキングをしてガラスパウダーを振り掛けます

専用の電気窯で焼成します。粉が吹き飛ばないように、そおっと、設置します。

電気窯で焼成

電気窯で焼成

半日かけて、焼き上がりです。この状態になるまで、すでに3回も焼成しています。黄色と紫がビビッドです。

さらに絵を描きこんだり、板ガラスを融着したりと、完成までに何回も焼成を繰り返します。

焼成後

焼成後

幅70cm以上のこの板が3枚で1つの絵になります。お楽しみに。

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ステンドグラス「紅葉」が完成間近

「紅葉(こうよう)」が組み立て段階に入り、完成間近です。

テープを巻き終えたガラスピースを組み立て用の型紙に並べています。今回個々のピースが小さく個数も多いので、半田線を極力細くしました。ですので、ガラスカットも型紙ぴったりに行ったので、並べていてもきつきつです。

ガラスピースを型紙に並べています

ガラスピースを型紙に並べています

半田作業は1日で終わりました。

半田線は細く繊細に

半田線は細く繊細に

この後、洗浄と黒染めです。

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ステンドグラスパネル「紅葉」は、テープ巻きの最中です

連日暖かい日が続きます。今年の冬は猛烈に寒くて、どうなることかと思いましたが、春は確実にやってくるんですね。

オーダーメイドの「紅葉」はカットが終わり、テープ巻き工程に入っています。今回は1個1個のピースが小さく数も多いので、テープ巻きが長引いています。写真のグレーのガラスは、背景の山の部分です。

山の部分のガラスに銅テープを巻いています

山の部分のガラスに銅テープを巻いています

春の訪れと共に、庭で、蕗のトウが立ちました。1個だけ。昨年、妻の実家の庭から移植した蕗ですが、無事活着したようです。

少し遅い、庭の蕗のトウ

少し遅い、庭の蕗のトウ

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ステンドグラスパネル「葡萄」は完成間近です

オパールセントガラスを使ったステンドグラスパネルは、最終段階に入っています。2枚一組の2枚とも、半田が終わり、洗浄と黒染め、パテ詰めを同時に行っています。

パネルの洗浄作業

パネルの洗浄作業

半田が終わったばかりのパネルは、フラックスがこびりついているので、紙でざっとふき取った後、洗剤でよく洗います。このとき、真鍮ブラシで半田部分を磨きます。

周囲の補強枠にパテ詰めしています

周囲の補強枠にパテ詰めしています

洗浄後、ブラックパティーナという薬品で半田を黒染めし、最後に補強枠の隙間にパテを詰めます。これで完成です。パテが固まってきたら、箱詰めして発送します。
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ステンドグラス制作者の「ぎやまん草子(その4)」 「達人」

建築とステンドグラスを融合させてデザインした建築家に、フランク・ロイド・ライト(1867-1959)がいます。彼の作品は、直線を基調とする幾何学模様のステンドグラスと、アール・デコ調の建築意匠とが融合し、統一感の取れた空間芸術になっています。日本にも、旧帝国ホテルや自由学園明日館など、彼の作品が少数残っています。

当時の建築家の非凡な点は、インテリアの範疇であるランプや椅子、机までも、統一的にデザインした点で、彼のステンドグラスランプも今尚レプリカが作らているほど人気があります。

現代ステンドグラス制作者の中で、ライトを心の師と仰ぐ人は少なくないと思います。また、彼が手がけたようなスケールの大きな仕事に憧れを抱いている人も多い事でしょう。私もその一人です。

かつて、店舗内装とステンドグラスを統一デザインする仕事にめぐり合いました。ライトには遠く及びませんが、面白い仕事をさせて頂きました。「もりもりもん亭」というお好み焼き屋なのですが、正面・内装・調度・ステンドを全て「もり」のイメージで統一しました。場所は、千葉県は柏駅の近くでした。今はもうありませんが。

お好み焼き屋のステンドグラス

お好み焼き屋のステンドグラス

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ステンドグラス「紅葉」も制作スタート

複数のステンドグラス制作プロジェクトが平行に進んでいます。

数日前にスタートしたのが、「紅葉」です。背景に富士山の遠景が入った私にしては珍しい風景画です。近景は紅葉です。

ステンドグラスパネル「紅葉」の原画(右)と原寸型紙(左)

モミジは葉に切れ込みが有り、そのままデザインすると大変ですので、ある程度簡略化します。それでもピースが小さくそして多くなりがちです。

紅葉部分は、サンゴバン社のアンティークガラスのセレニウムオレンジを使用

一方、2枚一組の「葡萄」は、1枚目の半田作業に入っています。作業者2名でフル稼働です。

ステンドグラスパネル「葡萄」の組み立て開始

「葡萄」の半田作業

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「葡萄」のステンドグラスパネルは、銅テープを巻く工程に入りました

オーダーメイドのステンドグラスパネル「葡萄」は、50cm×1mのパネル2枚分のガラスピースカットが終わり、周囲の研磨と、銅テープ巻きを同時に行っています。ピースは全体的に大きめですので、作業ははかどります。

ルーターで、葉っぱのピースを研磨中

ルーターで、葉っぱのピースを研磨中

銅テープ巻きも妻の手を借りて、どんどん進めています。銅テープは巻いたそばから酸化が始まりますので、数日以内に終わらせて、すぐに半田工程に入る予定です。

銅テープ巻き

銅テープ巻き

銅テープを巻き終えたピースたち

銅テープを巻き終えたピースたち

この制作とは関係有りませんが、たまにはお教室の様子もご紹介します。下の写真は、生徒さんがデザインのために、カラー(サトイモ科の植物)の写生をしているところです。一見絵画教室のようですが、ステンドグラス教室です。うちでは、パターンブックを一切使わずに、最初(処女作)から自分でデザインを描くように訓練していますので、生徒さんは自然に絵も上手くなっていきます。

生徒さんがステンドグラスのデザインのために花の写生をしているところ

生徒さんがステンドグラスのデザインのために花の写生をしているところ

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