ステンドグラス「ワルキューレ」の制作 ステップ1:型紙の制作中

  3枚組みのステンドグラス「ワルキューレ」の制作が始まりました。1枚のサイズは横504mm×縦2211mmで、3枚並ぶと横1.7m×縦2.2mの大作になります。


デザイン素描画
 題名の「ワルキューレ」は、ドイツ語でWalk?re (ヴァルキューレ、ヴァールキューレ)、英語でvalkyrie(ヴァルキリー)といいます。北欧神話に登場する9人一組の半神です。
 神話では戦いの勝者敗者を決める女神として登場する事が多く、天馬に乗って大空を駆け巡ります。異説も多く、怖いイメージで語られることも有りますが、ワーグナーの楽曲「ワルキューレ」の中では、美しい王女として登場します。昔から、芸術面では多くの場合、羽根の付いた兜をかぶり、槍を持って馬にまたがる美しい戦乙女の姿で表されます。
 この神話は北ヨーロッパ全体に広まっており、ドイツの中世の叙事詩「ニーベルンゲンの歌」では、ワルキューレの一人ブリュンヒルデが、イースラントの女王として登場し、ネーデルランドの王子ジークフリートと恋に落ちます。羽のはえた兜をかぶり、天馬グラーネに乗ります。ワーグナーの楽曲「ニーベルングの指輪」にも登場します。

 今回、資料を集めて、私なりの解釈で新しいワルキューレ像を描きました。

 型紙も長大で、いつもの作業台に板を継ぎ足して、使用しています。
 大部分が赤からオレンジ、黄色基調ですので、フランスはサンゴバン社の貴重なセレニウムカラーシリーズのアンティークガラスを、元板サイズで4枚ほど、惜しげもなく使っています。
 

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彫刻家 サトルタカダ先生の個展を見に行ってきました

 ロシアやフランス、中国など毎年世界中のシンポジュームに参加して活躍しておられる 金属の彫刻家 サトルタカダ先生の個展

サトル•タカダ彫刻展「2010-2012 沈黙へ」

を見に行ってきました。(先生には、常日頃お世話になっています)

場所は、千葉県は印旛沼の畔にある「メタルアート・ミュージアム 光の谷」
サンテクジュペリをモチーフにした作品です。
珍しい、卓上サイズの作品 フランスの詩をモチーフにした作品
運良く先生(右)もおられて、作品「ショックウエーブ」の前で記念撮影
娘2人と巨大オブジェ
いつもながらの巨大でエネルギッシュな作品に、元気をもらいました。あまり難しいことは考えず、作品を面白く拝見しました。しかし、機械工学出身の私は、ついつい精緻な設計図面と施工に意識が向き、そして感心させられます。先生は技術者です。
 同ミュージアムには、津田信夫(下の写真)や香取秀真など往年の大家の作品も、常設展示しています。
 

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オーダーメイドステンドグラス「ペガサス」完成

オーダーメイドステンドグラス「ペガサス」

ギリシャ神話に取材するオーダーメイドステンドグラス「ペガサス」

直径84cmの円形ステンドグラス「ペガサス」が完成しました。大阪の個人宅に納品される予定です。

※この作品の詳しい説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

ステンドグラスパネル「ペガサス」の組立て開始

 JUGEMテーマ:ステンドグラスとフュージング

 直径80cmの円形ステンドグラス「ペガサス」のピース数は500余り。その全てに銅テープを巻き終えて、いよいよ組立て開始です。
 型紙の上に並べながら、初めて目にするガラスモザイクにわくわくします。
 話し変わって、冬は庭のバラのお手入れ期間です。今日は気温は5℃程度でしたが、日差しが暖かかったので、壁に這わせたツルバラ「アイスバーグ」の剪定と誘引をしました。このバラは、毎春、裏切ることなく見事な花を咲かせてくれます。
 子供は、トングで落ちた枝をゴミ袋に拾ってくれます。

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