フュージング画「枝垂桜」の制作 ステップ4:樹木のガラス切り

JUGEMテーマ:ステンドグラスとフュージング
 フュージング画の大作「枝垂れ桜」の制作が続いています。
 樹木の部分の絵付け、そして焼成が終わりました。今は、この樹木の部分に、グレーの薄板ガラスを貼る作業をしています。
 まず、樹木の絵の上にトレーシングペーパーを置き、ライトボックスを使って、樹木の輪郭を写し取ります。

 主要な幹と枝の輪郭を、写し終えました。細い枝は不要です。
 この輪郭線を型紙にして、グレーの厚さ1.6mmの薄いガラス板を切ります。要領としては、ライトボックスの上にトレーシングペーパーの型紙を置き、その上にグレーのガラス板を置きます。透けて見える輪郭線に沿って、ガラスカッターを走らせ、ガラスを切ります。

 切り終わったガラスピースを型紙の上に並べ、はみ出した部分をルーターで研磨して、ぴったりの形に追い込みます。太い幹の部分は、ガラスピースは大きく1枚で切るのではなく、細長い多数のピースに切り分けます。焼成時に、中に気泡が閉じ込められないようにするためです。

 このガラスピースを、今度は作品の裏側に並べます。そして、焼成するまで糊で仮止めしておきます。焼成すると、樹木の部分だけグレーのガラスがフュージングされ、凸になります。また、裏側からというのがミソです。表はグリザイユの絵付け面ですので、その裏側に絵を邪魔しないようにガラスを貼り増すのです。

 
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