フュージング画「枝垂桜」の制作 ステップ1:制作準備


 横2.3m×縦1mの巨大フュージング画の注文制作が始まっています。題名は「枝垂桜」です。
1枚のガラスサイズは窯のサイズで制限され、760mm×500mmです。ですので、6枚で1画面を構成します。
 まず、桜の花びらに使う薄いピンクのガラスを予備加工します。厚さ3mmの板ガラスを熱と治具を使って1.5mmに引き伸ばします。その後窯に入れて、発色させます。ピンクのガラスはストライカーといって、780℃ほどに一度加熱しないとピンクを発色しません。

加熱前のストライカーは、ほぼ透明です。

780℃を経ることで、淡いピンクになります。

桜の木の横に配するお堂の原寸大型紙です。これに補強の厚紙を貼って、切り抜きます。

切り抜いた型紙の枠を、板ガラスの上にマスキングとして敷きます。その中にガラスの粉を、ふるいを使って落とします。屋根の部分には、最初白、次に緑青色のガラスを落とします。
この後焼成します。
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