自主制作「老桜」:原画描き

 地元龍ヶ崎に般若院というお寺があって、その境内にそれはそれは見事な枝垂桜の古木があるのです。樹齢400年といわれていて、横に大きく広がり、くねくねとした樹形が面白いです。花は染井吉野より小さく、清楚な感じです。
 今年も、4月に花見を兼ねてスケッチに行って来ました。

 この老桜を自宅用のパピエ・ド・ベール作品にすべく、注文制作の合間に少しずつ作業を進めています。
 原画は例によって墨画で描きました。コピーを取って型紙を作るときに輪郭がはっきり写るように、花は少し濃い目のピンクで描いています。

 窓のサイズは横130cm×縦80cmですので、3枚のガラスで構成するようにしました。ガラス板にグリザイユで樹形を描き、電機窯で1枚ずつ焼成していきます。

 樹形の焼付けが終わった3枚は、次の工程の時間が取れるまで、しばし窓辺に仮置きです。

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