自主制作「老桜」:完成

「老桜」の焼きあがったパネル3枚を真鍮の枠材で1枚に仕上げます。

取り付ける窓には、あらかじめ、障子紙を貼った木枠を取り付けて置きます。

さて、いよいよ作品を押縁で固定して完成です。

フュージング画「老桜」

フュージング画「老桜」

玄関がぱっと華やかになりました。

※この作品の説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

自主制作「老桜」:ガラスカット

 パピエ・ド・ヴェールの大作「老桜」を制作しています。
 今は、枝と花の部分に色ガラスを配置していく工程です。
 まず、幹と枝ですが、先に描いたグリザイユの輪郭を紙に写し取り、その紙を型紙としてグレーのガラスを切っていきます。その切ったガラスの枝を、グリザイユの上に配置していきます。

 次に花ですが、特別に薄く伸ばしてあるゴールドピンクのガラスを丸く切って、枝の合間に配置していきます。
 このピンクのガラスはとても高価で、B3版くらいの大きさで12,000円もします。このガラスを2枚使います。

 この後、窯で焼成していきます。

自主制作「老桜」:原画描き

 地元龍ヶ崎に般若院というお寺があって、その境内にそれはそれは見事な枝垂桜の古木があるのです。樹齢400年といわれていて、横に大きく広がり、くねくねとした樹形が面白いです。花は染井吉野より小さく、清楚な感じです。
 今年も、4月に花見を兼ねてスケッチに行って来ました。

 この老桜を自宅用のパピエ・ド・ベール作品にすべく、注文制作の合間に少しずつ作業を進めています。
 原画は例によって墨画で描きました。コピーを取って型紙を作るときに輪郭がはっきり写るように、花は少し濃い目のピンクで描いています。

 窓のサイズは横130cm×縦80cmですので、3枚のガラスで構成するようにしました。ガラス板にグリザイユで樹形を描き、電機窯で1枚ずつ焼成していきます。

 樹形の焼付けが終わった3枚は、次の工程の時間が取れるまで、しばし窓辺に仮置きです。