「REVUE」組立て開始

横1.6m×縦2.5mのパネル「REVUE」は、組立て段階に入っています。
 輸送や強度を考えて、4分割して制作しています。現場で金具で締結し、1枚になる構造です。

 この写真は、4枚並べて、借り組みしている様子です。

 枠材の組立てが終わったところで、縦2枚が問題なく重なるかテストしています。工房の天井が低いので、玄関の吹き抜けでテストしました。

 この後、仕上げ段階に入ります。

工房の看板 完成


 夜、自動的に内部の電灯が灯る看板が完成しました。パピエ・ド・ベールで作りましたので、実用を兼ねた広告でもあります。
 私の夢の一つに、夜中、明々と灯るステンドグラスで歩道を華やかにしたいというのがありました。
 少し前の話になりますが、まだ独立する前、会社の残業が伸びると最終バスに間に合わなくなり、駅から自宅まで45分ほど歩いて帰る日がありました。行程の中ほどに、暗い閉店した商店が数件あるのですが、いつも一つだけ店の中から光が漏れているのです。無人の洋品店の中にある、小さなステンドグラスランプです。
 その光を見るたびに、さびしい深夜のバス通りで、ほっと温かい気持ちになれたものです。
 疲れた夜の歩道は寂しいものです。せめてステンドの光で、道を照らしたいと思い続け、今日その夢が叶いました。
 歩道に面した部屋と看板には、EEスイッチという暗さに反応して通電するスイッチを付けて、自動で夜中光が灯るようにしました。両方とも12ワットの蛍光灯ですから、電気代はわずかです。
 まるで、夜の歩道が、ステンドグラス展示場です。