女神「アルテミス」テープ巻き進行中

「アルテミス」の制作も終盤にさしかかっています。
現在は、テープ巻きの最中です。テープ巻きは、力や特別な技術はいりませんが、ガラスカットよりも時間がかかり、仕上がりの出来不出来を左右しますので丁寧な仕事が求められ、大変です。

さて、注文制作の合間に「ネットスクール達風」のコンテンツも制作しています。今回は「大関コース」で、絵付けステンドグラスパネルが課題作です。
ひと作業ごとに、デジ写と、時々動画を撮るので、なかなか先に進みません。

オーダーメイド・フュージング画「ひまわり」完成

オーダーメイド・フュージング画「ひまわり」

オーダーメイド・フュージング画「ひまわり」

幅75cmのオーダーメイド・フュージング画が完成しました。千葉県・個人宅の玄関に取り付ける予定です。モチーフのヒマワリは、お客様のリクエストです。

※この作品の説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

女神「アルテミス」ガラス研磨中

最近めっきり秋らしくなりましたね。わずかな散歩の時間が気持ちいいです。
さて、1300余りのピースを切り終え、今は研磨が続いています。ルーターというダイアモンドの砥石が回転する工具で、水をつけながら鋭い縁を滑らかに研磨していきます。この作業で、各ピースを型紙とぴったり同じ形に整えます。

研磨し終わったピースは、色別にコンテナに整理しておきます。

一方、平行してパピエ・ド・ヴェールの大型作品も進めています。細かい大量の葉っぱ(グレーのガラス)をカットしています。

女神「アルテミス」ガラスカット中

アンティークガラス16種類を仕入れ、カットの真っ最中です。
今回は、グリザイユを焼き付けてからカットする(普通と逆)ピースが多いです。

ライトボックスの上で、バジャーという刷毛を使って、グリザイユを塗っています。

焼付けは、大型フラット電気窯で行います。ランバーツ社のガラスのハーフサイズが丸々入るので、便利です。

グリザイユを焼き付けてから、型紙にあわせて、1ピース1ピース切り分けていきます。この後、ルーターという研磨機械で、ガラスの周囲を研磨します。

ピースによっては、黒グリザイユで、立体感を持たせる陰付けを行います。

愛知・取り付け旅行

完成後4ヶ月間、ウチを華やかにしていた「アテナとニケ」がそろって嫁入りする日が来ました。施主さんの邸宅が完成間近と言うことで、取り付けに行ってきました。場所は、愛知県北名古屋市です。

出発前日の積み込み作業です。木箱を作り、その箱を先に車に固定し、後から作品3枚をその箱に入れました。

午前3時半に家を出て、最初の休憩地、海老名SAに到着です。日の出少し前です。眠いのに妙に興奮している。この懐かしい感覚、久しぶりだなあ...思い出しました。20代の時にせっせと行っていたスキーの、夜通しドライブのあの感覚です。仕事が終わった金曜日の晩の強行軍。
もう当時の体力はありません。

日の出と共に、富士山の頂上付近が美しく赤紫色に輝きだし、思わず片手撮影。
(危ないヨ!)

午前中に名古屋市入りし、まずはお世話になっている(株)十條さんを表敬訪問。ここは、日本有数のガラス工芸用品の輸入代理店です。写真は、弊社担当のMさん。会社の倉庫を見せてもらいました。いつも買っているガラスや工具類が大量にストックされていて圧巻です。

お昼は名古屋名物「天むす」です。セットメニューで頼みました。

午後1時から現場入りして、作業開始です。玄関入ってすぐ左の3連窓が、今回の設置場所です。しかし広々とした玄関ホールです。10畳くらいありそうです。

私は、ほとんど見ているだけです。大工さんが押縁をネジ止めしてくれました。

こうして、午後3時には無事3枚は収まりました。本当に素敵な場所です。この子達は、幸せです。私も...
しかし、日帰りは辛いです。

※この作品の説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

PC修理

 ここ数週間、うちのDELLマシンの調子が悪いのです。電源を入れても、すぐに落ちてしまいます。この現象が、最初は1日に1回程度。最近は電源投入2回に1回は落ちるので、困っていました。中古マシンなので、補償期間はとっくに終了していますし。
 早速いつもお世話になっているネット中古ショップに連絡し、色々情報をもらいました。最初は電源ユニットの交換です。中古の正常動作する電源ユニットを譲ってもらい、家で付け替えました。
 久しぶりにPC内部を覗きました。DELLマシンは、いつもながらケースとユニットの固定機構が良くできていると感心します。交換は、コネクタの抜き差しを別にすると、ほぼワンタッチです。

写真右上部の横長の金属ボックスが電源ユニットです。
 しかし....  直っておらん。
 予測はしていましたが、がっかりです。
 で、またショップに連絡。今度はマザーボード上の電解コンデンサを疑ってみては、とのアドバイスでした。早速観察すると、1500μF・6.3vの電解コン3個が膨張していました(膨張は不良の目安です)。そのうち1個は頂上から液漏れです。

矢印の3個が不良電解コンデンサ
 コンデンサのメーカー名を見てびっくり、ニチコンです。私が電気工作に凝っていた学生時代から慣れ親しんだ名門メーカーです。そこで、ネットで同様の問題が発生していないか調べて、またびっくり!!
 「DELLのGX270で、ニチコン製コンデンサ不良相次ぐ」とあります。
 そうですか、わかりました。ごちゃごちゃ言わずにコンデンサを交換しましょう。しかし、現在の電子基盤は多層でリードピッチも細かい、関係ないところに半田ごてが当たったら即取り返しのつかない破損に繋がります。が、高校時代から、細いリード線と半田ごてでマイコンを作ってきた私です。出来ないはずはないと言い聞かせて、いざチャレンジ。
 しかし、便利な世の中です。一昔前なら電車で秋葉原に行って、若松通商や秋月、亜土電子といったパーツ屋で部品を買ったものですが、今はネットでいながらにして通販です。1個75円の電解コンデンサを5個注文し、翌々日には着きました。
 まず、マザーボードを本体から慎重に取り出し、不良コンデンサを半田ごてを当てて外します。


手に乗せた3個が不良品。袋の中のがネットで買った新品です。サイズが違いますが、同等仕様品です。
 このコンデンサを、スルーホールを傷つけないように半田付けして完了。
 見事、DELLマシンは復活しました。

 メールの送受信や、ホームページの更新も安心して出来るようになりました。
 今回、約10年ぶりにプリント基板に半田を当てましたが、本当に個々のパーツが細かくなったと実感しました。抵抗なんかケシ粒のようです。自作の時代は終わった、と思いました。