大型電気炉の制作 <その7.細部の造作>

 電気炉制作も終盤です。細かい細部の造作が中心です。
 まず、炉の内張りです。20mm厚のイソウールボードを内寸に合わせて切断し、炉床と側面に敷きつめます。

 次に覗き窓です。レンガを削り作ります。取り外さないと炉内部が見えないただの「栓」のバージョンと、中に透明雲母板を貼り付けて、装着したまま見えるバージョンとの2種類を作りました。

 次に絶縁ケーシングです。蓋上面には高温・高電圧部分があるので、危険防止のため、トタン板でケーシングします。ホームセンターで3×6尺の板を買ってきてブリキ鋏でカットして作りました。サイド部分には鎧戸風の通風孔が付いています。

 一応、完成した姿です。これから、種々のテストに入ります。

 テスト1:ガラスと、イソウールボード、ベタック#900との相性テスト
溶けたガラスは、様々なものにくっ付きます。また、はじいて付かない相手もあります。炉の床材であるセラミックボードにガラスが付くのか付かないのか、また、コーティング材であるベタックに付くのか付かないのか。常温硬化したベタックと他の耐熱材との融着はないかなど、あらかじめ知っておかなければなりません。
 前から使っている小さな炉に、テストピースを並べ、800℃まで上げてみます。

 結果は、少し見難いですが、下の写真の通りです。左から、
 1)常温硬化したベタックはレンガに融着しない
 2)常温硬化したベタックどうしは融着しない
 3)セラミックボードにガラスは少しこびり付く
 4)ベタックにガラスは激しくこびり付く
でした。実際に、この炉を使ってフュージングする場合、床面には離型紙(セラフォーム)を敷かないといけないようです。

 これから、しばらく様々なテストを重ね、改良していく予定です。

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