大型電気炉の制作 <その2.蓋材の接着>

 2日経って、レンガの接着剤がほぼ硬化したので、裏返してみました。ところが、思った以上にレンガ同士の隙間に接着剤が入っていませんでした。そこで、裏からもこの隙間に耐熱接着剤を充填しました。

 さて、今日やることは、蓋の基本的な制作です。蓋はなるべく軽くなるように、レンガは用いず、セラミックファイバー(イソウール)ボードを用いることにしました。これは、アルミナとシリカを主原料としたファイバーに無機バインダーを添加して板状に整形したもので、耐火炉の内張り材として広く用いられています。
 今回使用するのは、イソウールボード1260という製品で、1260℃の耐熱性があります。今回は、20mm厚と50mm厚の2種類を用います。ちなみにボードの価格は以下の通りです。
20mm厚‥4枚で16,000円
50mm厚‥2枚で25,000円
(サイズ:600mm×900mm)


 このボードはカッターナイフで簡単に切れます。というより、かなりもろいので端のほうを持つと、自重で折れてしまいそうです。また、取り扱い上難儀したのが、チクチクです。目に見えないくらい細くてこまかいセラミックファイバー(繊維)が、皮膚に付くと突き刺さって痛いのです。ですから、途中からゴム手袋を装着しました。また、空気中に舞ったファイバーを吸わないようにマスクもしています(どこまで効果があるかわかりませんが)。

下の写真が、蓋に用いる切り終わったパーツです。

 このボードも、20mmと50mmのボードを耐熱接着剤(ベタック#900C)で接着し、合計70mmの厚さに仕上げます。まず20mm厚の方のコグチに接着剤を塗り、1037×690mmの大きなボードにします。

 この上に、50mmのボードを積層するのですが、これがなかなか上手くいきません。このボード、板とはいえ基本的に繊維の塊ですから、接着剤を塗ると水分だけを吸い上げてしまうのです。すると接着剤が見る見る乾燥してゆき、ヘラで容易に伸びないし、固まりだすわで大慌てです。広い面積に、しかもボードの両面に塗らなければならないので、霧吹きで水分を補給しながら、焦りながら作業しました。

 なんとかボードに接着剤を塗り終わり、積層し、上からコンパネやら、未使用のレンガやら、小学生のときからの愛読図鑑やらを重し代わりに載せ、一段落です。しかし、不安です。ボードの両面に塗った接着剤同士が密着していないような気がするのです。それでも剥がれることはないとは思いますが、もっとスマートに作業したかったです。最初から、接着剤を水で薄めて、刷毛で塗ればよかったかも知れません。

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