晩春の美術館めぐり

 今日は楽しい美術館めぐりです。
 最初は、千鳥ヶ淵の山種美術館。地下鉄半蔵門線を降りて約10分。ですが、途中の寿司屋でお得なランチを食べてからゆっくり到着。先だって、NHKで採り上げられていただけあって、そこそこ混雑していました。

 今、開館40周年「名品選」をやっており、教科書やポスターで見たことあるような日本画の「名品」がずらりと展示してあります。
 一言「本物の迫力はちがう」という感想です。大好きな酒井抱一や東山魁夷をはじめ、今回はじめて知った奥村土牛、竹内栖鳳、速水御舟など、今までなんでもっと勉強しなかったのだろうと後悔するすばらしい画家たちに出会えました。何度も同じ絵を見に、順路を逆周りなどして、しっかり目に焼き付けてきました。
 この展覧会、6月3日までが「前半」で、6日から展示物が入れ替わり「後半」になります。

 近くの千鳥ヶ淵緑道を散歩して、九段下に向かっています。

 次にやってきたのが渋谷。

 Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」。
エコールドパリの代表選手で日本女性にファンが多いモディリアーニだけあって、こちらも平日とは思えない混雑。

 モディリアーニの独特な存在感ある肖像画に混じって、若き不幸の妻ジャンヌの描いた素描などあり、二人の心の動きを絵画を通して垣間見るという企画としては面白かったです。しかし、モディリアーニの絵をたくさん見たい人には少し物足りないでしょう。
 しかし、彼らが活躍していたヨーロッパ(パリ)は、ちょうど第一次世界大戦の真っ只中。モディリアーニは能天気に絵など描いていて良かったのでしょうか。

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