お寺の霊廟ステンド:エポキシ充填

 暖冬暖冬と言われていたわりには、普通に3月末に桜が開花しましたね。
 ダル割りも終わり、エポキシ充填です。エポキシ樹脂の主剤、硬化剤、黒色顔料、砂を混ぜて、セメント状にします。

 このエポキシを、型の中に並べられたガラスの間に充填していきます。ガラスが浮かないように、手で押さえながら、ゆっくり確実に隙間を埋めていきます。

お寺の霊廟ステンド:ダル割り作業

 先週末、ある人の披露宴に行っていました。
 さて、今日は朝からダル割です。厚さ2.5cmもあるガラスブロックをダイナミックに割っていきます。

 目標の大きさになったら、今度はハンマーで縁を欠いていきます。こうすると、シェル模様がついて、光がきれいに乱反射します。

 型紙の上に、出来上がったガラスを並べて、デザインチェックです。

 曇りでしたが、温かかったので、庭で作業しました。といっても、ここは友人の家ですが...

お寺の霊廟ステンド:デザイン中

茨城県は常総市、水海道のあるお寺のステンドを作らせて頂いています。
無縁仏のお骨が入る霊廟の正面を飾るステンドです。雨風に曝され、かつ石組みの霊廟に合うように、ダル・ド・ヴェールのパネルにしました。
ダル・ド・ヴェールは、ダルガラスというぶ厚いガラスを大胆に割って、エポキシ樹脂で繋いだものです。
デザインも、自然に大胆になりますが、今回は「時の流れ」をテーマにデザインしています。

女神「アテナとニケ」カット開始

 友人が薦めてくれた「なんでも蒸し料理」にチャレンジしました。本当は本格的な蒸篭が欲しかったのですが、高かったので、アルミ製の蒸し器を買ってきました。
 友人曰く、新鮮な野菜を丸のまま蒸して、お好みの調味料で食すだけだそうです。私は、里芋と新ジャガ、そして新鮮な鯵も一緒に蒸して、ポン酢で食べました。ジャガは塩バターが最高です。蒸し料理って、食材本来の旨みが確り残っていてイイです。

 さて、「アテナとニケ」は、オレンジ主体の色構成で行くつもりです。フランスはサンゴバン社のセレニウムカラーのオレンジとイエローを大量に購入しました。写真に写っている1枚1枚が、15,000円もします。セレニウムは同じ品番でも、微妙に濃さや色調が異なるので、必要量の2倍の量を買って、デザインにあった部分をチョイスして使用するようにしています。

 カットすると同時にすぐ研磨して、コンテナに入れて次々しまっていきます。でないと作業台の上が、数千のピースであっと言う間に散らかってしまいます。作業部屋が狭いので、工程管理とスペースの確保が必要なんです。