オーダーメイド和風ステンドグラス「桜」完成

和風ステンドグラス「染井吉野」

オーダーメイド和風ステンドグラス「桜:染井吉野」

幅90cm×50cmの大きな和風ステンドグラスです。ゴールドピンクのストリーキーガラスが美しいです。埼玉県の個人宅からのオーダーでした。

※この作品の説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

こんなことも起きるんダ...

 今、やっと文字にする気力が湧いてきました。
昨日、1ヶ月かけて完成させたばかりの作品を、写真撮影するとき、やっちゃったんです!
 制作人生初めての失態です。窓際に立てかけていたパネルが風で倒れてしまい、破損してしまったのです。
  ~~これ悪い夢だよなア~~
 ~~そろそろ覚めてもいいぞ~~
   ~~おかしいなあ~~
しばらくボーっとしていましたが、近くに息子がいたので助かりました。
早く、掃除機持ってきて、とりあえず散乱した破片を片付けなければ。
ようやく冷静になって、よくよく観察すると、破損ピースは全体の3割程度。
よしっ直すぞ!!  そうだ、いい機会だから、製作中もう少し変えたいなと思っていた部分を、改善しよう。前よりいい作品にするぞ。
プロなら、切り替えが早くなければ。でも、この施主様はじめ後のご予約の方々に、納期遅れの連絡をするの...気が重い。

桜のステンドグラスは最後の工程:パテ詰め

暑いけど涼しい。日中30度は超えているけど、確実に秋が近づいてきているのがわかります。
ベランダの朝顔が、大量の実を付け、毎日黒い種を収穫するのが楽しみです。でも、このままシーズンを終わらせるのが惜しくて、取ったばかりの種を、また根元の土に植えたら、3日で芽を出し始めました。もしかすると、蔓が伸びて、冬が来る前にもう一花咲かせるかも...こういうのも二期作って言うんでしょうか。
桜(染井吉野)のステンドグラスの組み立ても大詰め。半田線の黒染めも終わり、補強枠の隙間にパテを詰めています。これで密閉度が増します。一ヶ月強に及ぶ制作が終わろうとしています。

桜(染井吉野)のステンドグラス組み立て開始

今週は、朝5時から有志が神社に集合して、夏の行をしています。6:30には終わり、朝食そしてお仕事。1時間正座しているので、足が痛いです。
で、染井吉野ですが、スタッフの驚異的なスピードと正確さで、テープ巻きが終わりました。今朝から組み立てです。こうして見ると、600ピースはやはり細かいです。

ペンダントランプ ~ガラスカット~

 やっと夏らしくなってきました。ヨーグルトを作るとき、菌を入れた牛乳パックを室内に放置するだけで、半日ほどで出来上がります。それだけ暑いと言うことです。日中の室温32度、夜間でも29度あります。でも、エアコンは使いません。意地ではありません。ポリシーです(どこが違うんじゃ)。
 さて、今回のランプはステンドグラスではなく、フュージングタイルが合体した構造です。現在、ガラスをカットして、ベースガラスの上に仮置きしているところです。厚1.6mmの薄いガラスなので、複雑な形状ができて楽しいです。

ペンダントランプのデザイン

 ダイニングテーブルの上に吊るすペンダントランプのご依頼に対し、どのような形で応えたらよいか。最初は普通に、ティファニータイプのシェードを思い浮かべました。
 しかしよく考えてみると、お客様は椅子に着いている。そこから見上げて美しくなければならない。でも、どうでしょう。ティファニーのシェードは下から(内側から)眺めて美しいでしょうか。
 そこで、まったく新しいペンダントを作る決意をしました。円筒状の行灯が2本、木製梁でつながった構造を思いつき、デザイン画を描きました。そして、数種類描いた絵の中で1個を施主様より選んでいただきました。
1枚目の写真の中で上部がデザイン画。下部が先行して作った桜の木の梁です。ナチュラルなステインが美しい梁です。これから、本体の行灯の制作に入ります。


 ところで、制作とはまったく関係ありませんが、工房の一角、フローリングの上にたたみ2畳の和の空間を作りました。目の細かい特別なスタイロ畳を敷き、その上に手製の桐テーブルを置きました。それだけで涼しげな憩いの場です。作業していてもすぐに休憩したくなり、ここで憩っています。夜は、ここで一献。

桜のステンドグラスはガラスカット中

桜:染井吉野にしては少しピンクが濃いと思いますが、このくらい濃いガラスを使わないと、窓にはめ込んだときに空のブルーに負けてしまうんです。
このステンドグラスパネル、花弁だけで300ピース、全部で600ピースのカットが続いています。ガラスカットと研磨は、あと1週間ほどかかります。