ヒメシャガの原寸型紙と花のガラス

 横60cm×縦70cmの原寸型紙と、ヒメシャガの花に用いるストリーキーガラスです。淡いパープルと白のストリーキー(流れ模様)が美しいアンティークガラスで、切るのがもったいない感じです。単調な墨画風ステンドの中で、ストリーキーの花がきっと活き活きと映えると思います。

フュージングタイル6枚完成

金沢市のTM様から、新築物件の扉や要所要所に飾り窓として取り付けるフュージングタイルをご注文いただき、今日完成しました。2枚はオパック処理無しの透明、4枚は処理有りの半透明です。5枚は草花がモチーフですが、ひとつだけ正体不明な物がありますね。これは、ご主人が愛乗しているバイク(ヤマハのVMAX)のエンジン部分です。
写真の上段は、窯の中で焼成しているところです。

※この作品の説明は、ステンドグラス工房達風サイトの作品集ページで。

デザイン決定

 ヒメシャガの原画は、施主様のご要望と私のこだわりの合作として仕上がりました。写真は左が原画、右が原画を基にして作成した型紙です。
 この一連の墨画風作品のポイントは、実は「花」ではなく「葉」をいかに面白く配するかに有ります。施主さんの思いとは違うかも知れませんが、私は、「花」はちらし寿司の上にまかれた錦糸卵のような役回りと思っています。酢飯の部分が「葉」です。まあ、理屈はともあれ、葉も花も「空間」も面白く配置できたと思います。

ヒメシャガの原画作成

 岐阜県下呂市のお客様からのご依頼で、ヒメシャガのパネルを制作することになりました。ヒメシャガは、アヤメ科の多年草で、比較的良く目にするシャガより若干小振りです。といっても、私は実物を見たことがありません。絶滅危惧種だそうです。珍しいんですね。山の中にひっそり生えているそうです。
 シャガは、以前にランプで制作したので、花の構造とか葉の出方はだいたいわかります。でも、シャガに比べて花茎の数が少ないですね。清楚な感じです。
 とりあえず、サイト等で出来るだけ多くの写真を集めて、墨画の原画を描き始めました。

ペンギンのファンランプ7個完成

 八王子のBLプランニングさん(建築会社)のオリジナルファンランプとして、年間数十枚作らせていただいています。同じデザインの物は7枚までしか作りませんので、年間数回のロットに分けて制作しています。もう5年続いていますので、うちの工房からペンギンが数百羽巣立っていることになります。
 ランプというくらいですから、この直径25cm丸い板を裏から照らす電球も必要です。ですから、電球付きのウッドベースとともに出荷します。
ペンギンのファンランプ